『NBA.com』によると、5月1日(日本時間2日)より、新型コロナウイルスによる自宅待機要請が解除された地域に限り、チームのトレーニング施設が解禁されるようだ。リーグの決議に詳しい人物によると、練習は自主的かつ個人的なものに限られ、チームによる合同練習はまだ許可されない見込みである。 ドナルド・トランプ大統領の発表を受けてアメリカ国内のいくつかの州で自宅待機要請が解除される動きが見られている。ジョージア州とオクラホマ州では複数の業種で営業再開が許可され、フロリダ州のいくつかの街では近日中に自宅待機要請が解除される予定となっているが、保健当局は時期尚早であると警告。 チームのトレーニング施設を開放するか否かは、あくまでも各都市の自宅待機要請の判断に委ねられるが、NBAは柔軟な対応をしようと考えているようだと、情報筋は語っている。 この情報を最初に報じた『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、「トレーニング施設が解放されるからと言って、すぐにリーグが再開するわけではない」としている。 NBAとほぼ同時期にシーズンが中断したNHLのビリー・ダリー副コミッショナーは、「NHLは今後のスケジュールについてまだ何も決定していない。リーグは、4月30日(同5月1日)までにチームと選手側に今後の見通しを示すことを約束したので、それまでに次のステップについて考えるつもりだ」とコメント。 NBAのアダム・シルバー・コミッショナーは、今後の見通しの発表について「早くとも5月にならないと語れない」としている。