メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントが、元NBA選手のマット・バーンズとスティーブン・ジャクソンがホストを務めるポッドキャスト番組『ALL THE SMOKE』に出演。シーズン中に、ヒューストン・ロケッツのラッセル・ウェストブルックからもらった助言について明かした。 昨年のドラフト1巡目2位でグリズリーズに指名されたモラントは、今シーズン59試合に出場して1試合平均17.6得点、6.9アシスト、3.5リバウンドを記録。その類まれな身体能力と、果敢にリングへアタックするプレイスタイルで、ウェスタン・カンファレンス8位(32勝33敗)につけるグリズリーズの原動力となっている。 モラントは、自身の比較対象として頻繁に名前が挙がるウェストブルックについて以下のように語った。 「彼は間違いなくタフな選手で、対戦相手が誰であっても気にせずにリングに向かっていく。このメンタリティこそ、僕が持っているものだ。彼と対戦した試合のあと、彼に『アタックし続けろ』と言われた」 また、モラントは、オフシーズンにトレードでゴールデンステイト・ウォリアーズから加入するも、1試合もプレイすることなくチームを去ったアンドレ・イグダーラについても言及。若手中心で再建途中にあるグリズリーズへの合流を拒否したベテランに対し、同僚ディロン・ブルックスと共に不満を露わにしていたが、改めて次のように語っている。 「イグダーラが来るとチームから伝えられたとき、彼のようなベテランの加入に興奮した。僕はプロ1年目で、彼から色々なことを学べると楽しみにしていた。しかし、彼は何があっても僕たちとプレイするつもりはないと言った。みんなが言うようにこれはビジネスで、色々な事情がある」 イグダーラには拒まれたグリズリーズだが、今シーズンの新人王候補であるモラントを中心としたロスターには実力のある若手が揃っており、その未来は明るいと言えるだろう。