ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムは3年目の今シーズン、チームトップの平均23.6得点、7.1リバウンド、2.9アシストと主要3部門でキャリアハイを記録し、オールスター初出場も果たした。スターの階段を着実に歩む22歳は7日(日本時間8日)、スキルコーチのペップ・スタンシエル氏とのインスタライブで自身が考える“現役選手トップ3”を発表している。 新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断となって迎えた3月下旬、ツイッターでファンから「歴代トップ5」を尋ねられた際、テイタムはマジック・ジョンソン、コービー・ブライアント(ともに元ロサンゼルス・レイカーズ)、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)と答えていた。 今回、対象選手は“現役”に変わったが、テイタムは真っ先にレブロンの名前を挙げた。 「レブロン、彼はベストプレイヤーだ。ベストでなくなるまで、彼がトップだ」 レブロンは今季、主にポイントガードとしてチームを牽引し、平均25.7得点に加えてリーグトップの10.6アシストを記録。35歳となった今も衰えを感じさせないプレイを見せており、テイタムは「歴史上2番目に優れた選手」と称している。 その後、「KDがナンバー2。カワイがナンバー3だ」と回答。ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)とカワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)を挙げた。 昨季トロント・ラプターズを優勝に導いたレナードは東西でファイナルMVPに輝いた史上初の選手となり、今季もクリッパーズでハイレベルなプレイを見せている。一方でデュラントは昨年のNBAファイナル第5戦で右足のアキレス腱を断裂し、今季ここまで1試合も出場していない。『Clutchpoints.com』のブルーノ・マンリケ記者は、「おそらく最も目を引くのは、デュラントがアキレス腱断裂でプレイしていないにもかかわらず、選手たちの中では評価が高いままであることだろう」と“驚きの選出”について触れている。 ちなみに、スタンシエル氏から現役選手による「理想のスターティング5」を訊かれたテイタムは、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)、レブロン、アンソニー・デイビス(レイカーズ)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)を選んでいた。