ジェンソン・テリー、ドンチッチ&ポルジンギスに太鼓判「史上最高のコンビになれる」

ダラス・マーベリックスは2016-17シーズンから3年連続で負け越して迎えた今季、新型コロナウイルスの影響でリーグ中断となるまで、40勝27敗(カンファレンス7位)と復活を果たした。その原動力となっているのが、ルカ・ドンチッチとクリスタプス・ポルジンギスのコンビだ。そのポテンシャルはフランチャイズOBから見ても舌を巻くレベルのようだ。 マーベリックスは昨季限りで長年エースとして君臨したダーク・ノビツキーが引退。ルーキーイヤーに平均21.2得点、7.8リバウンド、6.0アシストを挙げて新人王に輝いたドンチッチにその座は託された。スロベニアの神童は今季トリプルダブルを連発し、左膝前十字靱帯断裂から復活した新戦力ポルジンギスがインサイドを支えるなど、強豪ひしめくウェストでプレイオフ圏内につける快進撃を見せてきた。 マーベリックスOBで2010-11シーズンの初優勝に貢献したジェイソン・テリーは、ドンチッチとポルジンギスの強力デュオに大きな期待を抱いているようだ。『ESPN Dallas 103.3 FM』に出演した際、このように語っている。 「彼らはこのまま勝ち続け、プレイオフで成功を収めて再びフランチャイズに優勝をもたらせば、NBA史上最高のコンビになれる可能性がある。KP(ポルジンギスの愛称)やルカのような才能あふれる若いスターがいることは大きい。まだポテンシャルをすべて発揮しているわけではないし、今シーズン一緒にプレイして構築したケミストリーはこの先も良くなり続けると思う」 自身もノビツキーと強力コンビを形成したテリーは、2人の現状と課題についても冷静に分析している。 「KPは自分が最も危険かつ効果的な存在でいられるのは、4番(パワーフォワード)ではなく5番(センター)かもしれないと学んでいるところだ。ルカも試合を通してボールを支配するのではなく、ノビツキーのような切り札として活躍するためにエネルギーを残しておくべきだと理解している。そのためにはKPが試合序盤からリズムに乗れるような工夫が必要だ。2人のケミストリーは見ていて楽しいし、さらに成長して結束を強めるだろう。周りをロールプレイヤーで固められれば優勝も狙える。マブスにとっては良い状況だね」 新型コロナウイルスの影響で今季の状況は不透明だが、今後数年にわたってチームを牽引するであろうドンチッチとポルジンギスから目が離せない。

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