『ESPN』は、同メディアが手掛けるマイケル・ジョーダンのドキュメンタリー番組「The Last Dance」を、予定よりも早く配信することを発表。当初は6月から配信される予定であった同番組は、4月19日から配信されることとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で世界中のスポーツリーグが中断されるなか、同メディアがファンの要望に応えたためだ。 「The Last Dance」は、NBA史上最高の選手として評されるジョーダンが、シカゴ・ブルズを6度目の優勝へと導いた1997-98シーズンに焦点を当てたドキュメンタリー番組となっている。『ESPN』によると、全10話で配信される同番組には、未公開シーンなども含まれているとのこと。 6度のNBA制覇や5度のMVP受賞と数々の偉業を成し遂げたジョーダンは、90年代にNBAを世界的な人気スポーツリーグへと成長させることにも貢献。同番組の監督であるジェイソン・へヒール氏は、「マイケル・ジョーダンと90年代のブルズは、単なるスポーツのスーパースターではなく、世界的な社会現象を巻き起こした」と語っている。また、へヒール氏は、同番組の制作について「1人の男と1つのチームが世界に与えた並々ならぬ影響を探求する素晴らしい機会だった」とも語っている。