『Yahoo! Sports』のクリス・ヘインズ記者によると、NBAが、シーズン中断期間中に選手の薬物検査を行なわない方針を固めたそうだ。 労使協定により、NBA選手はシーズン中かオフシーズンかに関わらず、抜き打ちの薬物検査を受けることが義務付けられている。しかし、今回は新型コロナウイルス蔓延による特例として、一時的に薬物検査が免除されることになったと情報筋は語っている。 リーグの薬物禁止規定では、マリファナや筋肉増強剤などの薬物が禁止されているが、一部の州ではレクリエーション目的もしくは医療目的で、21歳以上の成人がマリファナを使用することが認められている。 労使協定には、危険薬物を使用したNBA選手は最低でも2年間リーグから追放されるほか、筋肉増強剤を使用したNBA選手は、1度目は25試合の出場停止、2度目は55試合の出場停止、3度目は最低でも2年間リーグから追放されると定められている。ヘロインやコカインを使用した場合は、無条件で2年間の出場停止になる。 また、『The Athletic』のシャムス・シャラニア記者によると、NBAとNBA選手協会は、シーズン中断期間中の選手の解雇や新規契約を一時停止することで合意に至ったそうだ。 この一時停止措置は、当面はシーズンの中断が確定している3月12日(日本時間11日)から4月10日(同11日)まで有効となる。この間、NBAチームは選手と10日間契約を結ぶこともできない。