カワイ・レナードは「コービーと同じアプローチ」 同僚ジョージが相棒の“極意”に言及

今季優勝候補の一角に挙げられているのがロサンゼルス・クリッパーズだ。ポール・ジョージやルー・ウィリアムズ、パトリック・ベバリー、モントレズ・ハレルら実力者が揃っているなかでも、稀代の万能戦士カワイ・レナードの奮起は初タイトルを獲得するうえで不可欠だろう。 「クリッパーズは非常に才能あるチームかもしれないが、チャンピオンシップを経験しているのはカワイ・レナード1人だ」 このように指摘したのは『スポーツ・イラストレイテッド』だ。実際、クリッパーズのロスターではオールスター選出6回を誇るジョージでさえ、インディアナ・ペイサーズ時代にカンファレンス決勝の壁を打ち破れず、涙を呑んでいる。それだけに、サンアントニオ・スパーズとトロント・ラプターズでリーグ優勝を果たし、史上初めて東西でファイナルMVPに輝いたレナードはチーム内でも別格の存在と言っていいだろう。 ファーボッド・エスナシャリ記者は、「他の選手たちもタイトルに挑んだが、誰も勝者にはなれなかった。それはポール・ジョージが軽視していない部分である。カワイが話す時、選手たちが言葉に耳を傾けるのはそのためだ」と分析。同時に、レイカーズ戦後の記者会見でジョージが口にした“レナード評”を紹介している。 「カワイは2度チャンピオンになっている。彼のそばにいて、彼のことを注意深く観察している。すべてが順序立っていて、よく考え抜かれている。全体像を見ていて、目の前で起こっていることに捕らわれる選手じゃない」 攻守両面でトップレベルなのはもちろん、全体を俯瞰したアプローチは元レイカーズのスーパースターだったコービー・ブライアントを彷彿させるものがあるとジョージは感じているようだ。 「誰もがカワイから何かを得ている。彼はコービーと同じアプローチなんだ。偉大な選手たちのアプローチをしている」 レナードはプレイスタイルこそコービーとは違うが、コート内外で影響を受けたことを認めており、今年のオールスターでは1月26日(同27日)にヘリコプター墜落事故で亡くなったレジェンドの名前が冠された「コービー・ブライアントMVPアウォード」の初代受賞者となった。レナードにとって、コービーとの比較は最大限の称賛。さらにチャンピオンシップを獲得すれば、“聖域”にまた一歩近づくことになるだろう。

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