2月29日（日本時間3月1日）にニューヨークのマディソンスクエア・ガーデンで行われたニューヨーク・ニックス対シカゴ・ブルズの一戦で、キャリアハイの得点を記録したニックスのミッチェル・ロビンソンに観客が「MVP！」コールを贈ったと、『ESPN』のマリカ・アンドリュース記者が報じている。 この日、先発のタージ・ギブソンの控えとしてベンチから出場したロビンソンは、29分の出場でキャリアハイの23得点に加え、10リバウンド、2ブロックを記録。ニックスが125-115でブルズを下す原動力となった。 2018年のNBAドラフト2巡目36位指名でニックスに入団した21歳のロビンソンは、試合時間残り35.3秒の場面で新人RJ・バレットが外したフリースローのリバウンドを押し込み、ファウルも貰ってフリースロー1投のチャンスも得た。すると、フリースローラインに立ったロビンソンに対し、観客席から「MVP！」の大合唱が巻き起こった。 このフリースローは惜しくも外れたものの、勝利の立役者となったロビンソンは、試合後に冗談交じりに以下のようにコメントした。 「タージは歳を取っているから、控えビッグマンの俺やボビー・ポーティスが奮起して、彼が休む時間を作らないといけないんだ（笑）。俺たちはまだ若いからね。というか、タージと比べたら俺たちはかなり若い。だから、俺たちは彼の体調を気遣っているんだ」 この試合で、ニックスはペイント内で76-40とブルズを圧倒した。これは、ニックスのペイント内の得点としては、直近の24シーズンの間で最多の記録だ。 インサイドで存在感を示したことについて、若きセンターのロビンソンは、「俺はエナジーガイ（活力あふれる男）だから、誰が相手であろうとハードにプレイする」とコメントしている。