ヒート入りは想定外!? アンドレ・イグダーラにグリズリーズ離脱期間の“バイト説”浮上

アンドレ・イグダーラは2019-20シーズンのトレード期限最終日となる2月6日(日本時間7日)、3チーム計7人が絡むトレードでマイアミ・ヒート移籍が成立した。すでに新天地で7試合に出場し、平均4.7得点、4.0リバウンド、1.9アシスト、1.00ブロックといぶし銀の活躍を見せているが、当初はヒートに加入するプランはなかったという。 36歳のイグダーラは、2013年から所属したゴールデンステイト・ウォリアーズでスーパーサブとして計3度の優勝に貢献。昨年7月にメンフィス・グリズリーズへトレードされたが、優勝を狙えるチームでのプレイを望み、今季は1試合も出場していなかった。 トレード期限前日にヒート移籍が内定し、翌日に計7人が絡む取り引きに発展して成立したが、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によれば、イグダーラにとってヒート入りは当初のプランにはなかったという。 「アンドレ・イグダーラは、今年ヒートでプレイする考えも意思もなかった。彼はむしろシリコンバレーの自宅にいたかった。彼はシリコンバレーでアルバイトをしていた。そして、人々に『俺は大丈夫だ』と答えていた。(務めていた)会社名までは分からないけどね」 シャラニア記者は、ヒートのパット・ライリー球団社長の下、トレード話が急速に実現へ向かったことを振り返っている。 「ヒートがトレード期限2日前に求婚者として現れたと私は発信した。その時点で、たぶんそれは実現しないだろうと思っていた。だけど、その日が終わった時に『パット(ライリー)がアンドレに電話して話すかもしれない』に変わり、翌日には『パットとイグダーラは連絡を取って、パットはアンドレを取り引きした』となった」 イグダーラはその後、ヒート入りとともに2年3000万ドル(約33億円)の契約延長(2年目の2021-22シーズンはチームオプション)に合意。ここまで出場した7試合でチームは2勝5敗とまだ期待された結果は出ていないが、熟練のベテランが2012-13シーズン以来のリーグ優勝に向けたラストピースになれるか、注目が集まる。

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