2月3日(日本時間4日)、トレードで他チームへの移籍が取り沙汰されるクリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブが、自身は残留することを想定していると取材陣に答えた。 同日行われたニューヨーク・ニックスとの一戦で、シーズン最多の33得点、13リバウンドを記録したラブは、134-139で敗れた試合後、取材陣の「今日がクリーブランドでの最後のホーム試合?」との質問に対し、自身はそう考えていないことを明かした。 「今質問されるまで、そんなことまったく頭になかったよ。ここにいるほかのメンバーにも同じことが言えるかもしれないね。トリスタン(トンプソン)は今日プレイしなかったし、何が起きるかは分からない。いつも言っているけど、あとは運命に任せるよ。ただ僕自身はここ(クリーブランド)でシーズンを終えると思っているし、最後まで全力でプレイする」 続けてラブは「僕自身へのアドバイスはしっかりと試合をプレイし、ありのままでいること。そうすれば後に人生で良いことが起きるはず。何も話は聞いていないし、何が起きるかは予想もつかない。ただ何事にも焦らず、自分であり続けるよ」と語っている。 ここまで平均17.8得点、9.8リバウンド、3.0アシストを記録するラブには、ポートランド・トレイルブレイザーズや、ロサンゼルス・クリッパーズが興味を示しているとの噂が上がっている。しかし『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が「ラブの市場価値は停滞している。期限前に動きがあれば驚きだ」と発言するなど、現在移籍の可能性は低いと見られている。 ラブ同様にトレードの噂があるトンプソンについては、『Cleveland.com』のクリス・フィードル記者が「話は少し落ち着いている」と伝えている。 「情報筋によると交渉は静かになったようだ。キャバリアーズはトンプソンとシーズン終了後に再契約を結ぶことも考えている。トレード交渉に乗り出すかは条件次第だろう。キャバリアーズは1巡目指名権を見返りに求めているようだ」 平均11.9得点、10.4リバウンドと自己最高のシーズンを送るトンプソンには、クリッパーズ、アトランタ・ホークス、ワシントン・ウィザーズなど複数のチームが獲得を模索しているとの話があるが、キャブズを納得させる条件を提示するチームは果たして現れるのか。