クリーブランド・キャバリアーズの先発ポイントガードのジョージ・ヒルが右肩の捻挫により2週間の離脱となることが分かった。今シーズンまだ1勝しかしていないキャバリアーズ(現地11月8日時点)は、フォワードのサム・デッカーが足首の捻挫により1ヶ月の欠場となっている他、オールスター・フォワードのケビン・ラブが足の手術により少なくとも5週間欠場することが既に決まっており、その苦しい状況に更に追い討ちをかけられる形となった。 32歳のヒルは、現地11月5日のオーランド・マジック戦の最後のポゼッションで負傷し、続く現地7日のオクラホマシティー・サンダー戦のプレゲーム・ワークアウトでも肩の痛みを感じたため、その日のプレーを断念していた。そして、翌8日の精密検査により捻挫と診断された。 昨シーズンまで4年連続でNBAファイナルに進出したキャバリアーズだが、今オフにレブロン・ジェームズが移籍したことにより一気に戦力ダウンし、開幕6連敗を喫した後の現地10月28日にタロン・ルーHC(ヘッドコーチ)を解雇していた。 ヒルの欠場によって生じる唯一の明るい材料と言えば、ルーキーのコリン・セクストンのプレータイムが増えることだろう。サンダー戦で自身初の先発出場を果たしたドラフト8位のセクストンは、42分間のプレーで15得点2リバウンド1アシストを記録している。 キャバリアーズのラリー・ドリュー新HCは、チームがセクストンの成長を辛抱強く待つことを期待している。 「何人かの選手には『お前が19歳の頃を思い出してみろ。NBAのレベルに達するまで、お前だってミスを重ねただろう?』と言っているんだ。NBAでプレーする方法を学ぶためには、コリンは沢山のミスを経験しないといけないんだ。だから、我々は彼のミスをある程度我慢しないといけないんだ。」