『SB Nation』のルイス・キーン記者によると、ロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードも、コービー・ブライアントの墜落事故が起きた時に操縦桿を握っていたパイロットが操縦するヘリコプターを何度も利用していたそうだ。 キーン記者はツイッターで、レナードは「彼が操縦するヘリコプターに何度も乗ったことがある。素晴らしい人物でナイスガイだったし、ベストパイロットのうちの1人。操縦を依頼するのに値するパイロットだった。まだ信じられない。彼は良い人だった」とコメントしているそうだ。 『Los Angeles Times』によると、事故当時にヘリコプターを操縦していたアラ・ゾバヤン操縦士は8,000時間以上の飛行経験を持つ優秀なパイロットで、フライト・インストラクターの資格も持っていたそうだ。ゾバヤン操縦士の元同僚のカート・ディーツ操縦士は「彼はアイランド・エクスプレス社で2014年から2016年までブライアントのヘリコプターの操縦を担当し、退社後にコービーの専属パイロットになった。彼は我が社で10年以上働いたチーフパイロットだった」とコメントしている。 ゾバヤン操縦士は地域内で最も経験を持つパイロットだったが、霧の中でわずかな視界を頼りに操縦する経験は乏しかったのではないかと、『Forbes』の取材の中で ディーツ操縦士は語っている。 「彼は霧の中で操縦したことが無かったのだと思う。本来なら『この天候ではフライトするべきではない』と判断するところだ」