ポートランド・トレイルブレイザーズのカーメロ・アンソニーが、現地1月17日のダラス・マーベリックス戦でリーグ史上18人目となる通算2万6,000得点に到達した。 2003年ドラフト1巡目3位でデンバー・ナゲッツに指名されNBA入りしたカーメロは、自慢の得点力を武器にルーキーイヤーから活躍。2010-11シーズン途中にニューヨーク・ニックスへ移籍すると、2012-13シーズンには平均28.7得点を記録して自身初の得点王に輝いた。2014年1月には聖地マディソンスクエア・ガーデンでキャリアハイとなる62得点を挙げるなど、リーグを代表するスコアラーとして活躍してきた。 昨シーズン途中にヒューストン・ロケッツから放出され、トレード先のシカゴ・ブルズも解雇される憂き目に遭い、9カ月以上も無所属の期間が続いたなか、昨年11月にブレイザーズと契約。35歳となったベテランはデイミアン・リラード、CJ・マッカラムに次ぐ第3の攻撃オプションとして復活し、平均16.5得点、6.3リバウンド、1.4アシストを記録している。 1月17日のマーベリックス戦では、第1Q(クォーター)序盤で3ポイントとインサイドのシュートを成功させると、同Q残り6分38秒にはフリースローを獲得。1本目を沈め、史上18人目となる通算2万6,000得点を達成した。 この日は試合に112-120で敗れたものの、カーメロはトータル22得点を記録。『syracuse.com』によれば、マーベリックスのルカ・ドンチッチは試合後、「彼は特別。今なお歩く得点マシンだ。見ていて美しい」とカーメロを称えたという。 カーメロはこのまま怪我なく過ごせれば、17位ケビン・ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか)、16位ジョン・ハブリチェック(元ボストン・セルティックス)、15位ポール・ピアース(元セルティックスほか)、14位ティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)を抜き、さらに順位を上げてシーズンを終えることになりそうだ。 ■歴代通算得点トップ18 1位:カリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)/3万8,387点 2位:カール・マローン(元ユタ・ジャズほか)/3万6,928点 3位:コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)/3万3,643点 4位:レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)/3万3,532点 5位:マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)/3万2,292点 6位:ダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス)/3万1,560点 7位:ウィルト・チェンバレン(元ロサンゼルス・レイカーズほか)/3万1,419点 8位:シャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)/2万8,596点 9位:モーゼス・マローン(元ヒューストン・ロケッツほか)/2万7,409点 10位:エルビン:ヘイズ(元ワシントン・ブレッツほか)/2万7,313点 11位:アキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)/2万6,946点 12位:オスカー・ロバートソン(元ミルウォーキー・バックスほか)/2万6,710点 13位:ドミニク・ウィルキンス(元アトランタ・ホークスほか)/2万6,668点 14位:ティム・ダンカン/(元サンアントニオ・スパーズ)2万6,496点 15位:ポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)/2万6,397点 16位:ジョン・ハブリチェック(元ボストン・セルティックス)/2万6,395点 17位:ケビン・ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか)/2万6,071点 18位:カーメロ・アンソニー(ポートランド・トレイルブレイザーズ)/2万6,014点