驚異の2年目、ルカ・ドンチッチのトリプルダブルにまつわる“エトセトラ”

ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチは2年目の今季、平均29.6得点、9.7リバウンド、9.0アシストと目覚ましい活躍を見せている。本人はフランチャイズのレジェンドであるダーク・ノビツキーや、名手オスカー・ロバートソン(元ミルウォーキー・バックスほか)らレジェンドとの比較を好まないが、ことトリプルダブルに関してはスーパースターたちに勝るとも劣らない勢いを見せている。 ドンチッチは2018年のドラフト1巡目3位指名でNBA入り。ルーキーイヤーからレギュラーの座をつかみ、平均21.2得点、7.8リバウンド、6.0アシストとオールラウンドな活躍で新人王に輝いた。 長年チームを支えたノビツキーが引退し、新たなフランチャイズプレイヤーとして期待された今季は序盤戦からトリプルダブルを連発。シーズン折り返しを前に早くもリーグトップの11回を記録するなど、弱冠20歳にしてヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)やレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)らと並んでMVP候補に挙げられている。 ドンチッチのアイドルであるレブロンは2019年11月、プロ17年目にしてNBA全30チーム相手にトリプルダブルを達成という史上初の快挙を達成したが、『ダラス・モーニングニュース』によれば、ドンチッチは2年目にしてすでに14チームに対してマーク。後半戦ではボストン・セルティックスとの対戦がないため、所属するマーベリックス以外の29チーム制覇とはいかないが、未達成の対戦相手のうち14チームと激突するチャンスがある。 昨季新人王は2年目のシーズンのパフォーマンスを「スペシャル」だと称し、選手、コーチ、NBAファンからも高く評価されている。一方で、スタッツの話にはほとんど興味を示さず、レブロンやオスカーら歴代のスター選手との比較に関しても、「僕は彼らの近くにはいない。僕は20歳だ。まだリーグで2年目のシーズン。どんなことでも起こり得るから、僕はもっと進歩しないといけない」と退ける。 それでも、自然と期待を抱いてしまう活躍を見せているのもまた事実。今後どこまで偉大な先輩たちに肉薄できるのか、楽しみだ。 ドンチッチの通算19回のトリプルダブルは以下の通り。 1:2019年1月21日/ミルウォーキー・バックス/18得点、11リバウンド、10アシスト 2:2019年1月27日/トロント・ラプターズ/35得点、12リバウンド、10アシスト 3:2019年2月6日/シャーロット・ホーネッツ/19得点、10リバウンド、11アシスト 4:2019年2月25日/ロサンゼルス・クリッパーズ/28得点、10リバウンド、11アシスト 5:2019年3月18日/ニューオーリンズ・ペリカンズ/29得点、13リバウンド、10アシスト 6:2019年3月23日/ゴールデンステイト・ウォリアーズ/23得点、11リバウンド、10アシスト 7:2019年3月26日/サクラメント・キングス/28得点、12リバウンド、12アシスト 8:2019年4月9日/フェニックス・サンズ/21得点、16リバウンド、11アシスト 9:2019年10月25日/ニューオーリンズ・ペリカンズ/25得点、10リバウンド、10アシスト 10:2019年11月1日/ロサンゼルス・レイカーズ/31得点、13リバウンド、15アシスト 11:2019年11月3日/クリーブランド・キャバリアーズ/29得点、14リバウンド、15アシスト 12:2019年11月8日/ニューヨーク・ニックス/38得点、14リバウンド、10アシスト 13:2019年11月14日/ニューヨーク・ニックス/33得点、10リバウンド、11アシスト 14:2019年11月18日/サンアントニオ・スパーズ/42得点、11リバウンド、12アシスト 15:2019年11月20日/デトロイト・ピストンズ/41得点、12リバウンド、11アシスト 16:2019年12月12日/ゴールデンステイト・ウォリアーズ/31得点、12リバウンド、15アシスト 17:2019年12月28日/ゴールデンステイト・ウォリアーズ/31得点、12リバウンド、15アシスト 18:2020年1月4日/シャーロット・ホーネッツ/39得点、12リバウンド、10アシスト 19:2020年1月6日/シカゴ・ブルズ/38得点、11リバウンド、10アシスト

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