ゴールデンスイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、今年6月のNBAファイナル第6戦で左膝の前十字靱帯を断裂して手術を受けた影響で、今シーズンを全休する可能性も指摘されている。リハビリを続けるなか、練習場での一本の映像が話題を呼んでいる。 現地12月29日、『NBCSportsBayArea』のカメラマンを務めるアリ・タナワラ氏がツイッターにトンプソンの練習映像を投稿した。そこには、背番号11の黄色いユニフォームを身にまとい、白いヘッドバンドも着用した試合さながらの恰好をしたトンプソンの姿が。右コーナーへ走っていき、今季からコンサルタントを務める元NBA選手のザザ・パチューリア氏のパスを受けると、そのまま素早くキャッチ&リリース。綺麗な放物線を描いたシュートがネットに吸い込まれた。 前十字靱帯を断裂した左膝の手術を受けてから約6カ月が経過。トンプソンの復帰は最低でも来年2月に開催されるオールスター以降になるとされ、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は前十字靭帯断裂が復帰まで通常は1年を要することを踏まえて、「来年4月でようやく術後9カ月。今季中にプレイすることはほぼないだろう」とも発言している。 それでも、トンプソンの順調な回復はファンにとって何よりの朗報だろう。 『スカイ・スポーツ』は「クレイ・トンプソンは復帰を待てない。彼はユニフォームとヘッドバンドを着用して練習する」と見出しを打って、「ウォリアーズの背番号11は、接触を伴わない練習で復帰への旅を続けている」とレポート。『マルカ』も「誰もが待ち望んでいる映像:クレイ・トンプソンが3ポイントを沈める」と伝えており、米国のみならず欧州メディアもトンプソンの状態に注目している。 エースのステフィン・カリーも左手骨折で長期離脱中のウォリアーズ。カリーとトンプソンの“スプラッシュ・ブラザーズ”の復帰が待ち望まれるところだ。