今季目覚ましい活躍を見せるダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチは、現地12月29日のロサンゼルス・レイカーズ戦でドライブを仕掛けた際、相手と接触して背中や頭を強打する危険なシーンがあった。幸いプレイは続行できたが、「怖かった」と振り返っている。 ウェスタン上位対決となった一戦、マーベリックスはレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスの強力コンビを止められずに劣勢を強いられる。38-51と大量リードを許して迎えた第2Q(クォーター)残り2分3秒だった。 終始厳しいマークを受けていたドンチッチはライアン・ブローコフとのピック&ロールからドライブし、そのままジャンプシュート。ブロックに飛んできたドワイト・ハワードと接触してバランスを崩すと、コートに落下して背中と頭を強打した。相手のデイビスやカイル・クーズマも頭を抱えて心配するほどひやりとするシーン。しばらく倒れて動けなかったドンチッチはその後立ち上がり、フリースローを打って脳震盪プロトコルの確認のためロッカールームに下がった。 幸いプレイ続行可能と判断され、後半のスタートからコートに戻ったが、『ESPN』は試合後に20歳の若武者が語った言葉を伝えている。 「怖かった。仰向けに落ちて、頭と肘を打った。でも大丈夫だよ」 19得点、7アシストを挙げるも、シュートは14本中5本成功にとどまるなどレイカーズの守備に苦しみ、チームは95-108で敗戦。今季2度目の100得点以下に封じ込められ、ドンチッチは「ワーストゲームの一つだと思う」と悔やんだ。 「自分たちらしいプレイができなかった。僕らにとっては悪い夜だった。内容は本当に良くなかった」 プレイオフを見据えたうえでは中盤戦以降、レイカーズやロサンゼルス・クリッパーズといったカンファレンス上位につける強豪相手にどのように勝利するかも重要なポイントになりそうだ。