『AP通信(以下、AP)』は、現地27日に2019年の年間最優秀アスリートを発表した。男性部門からはロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナード、女性部門からは体操のシモーネ・バイルズがそれぞれ選出されている。 ラリー・バード(元ボストン・セルティックス)、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ステフィン・カリー(ゴールデンステート・ウォーリアーズ)に続き、NBA史上5人目の選出となったレナードは、昨季自身2度目となるリーグ制覇を成し遂げ、所属していたトロント・ラプターズを初優勝に導いた。 多くを語らずとも結果で示したレナードは、昨季のプレイオフで1試合平均30.5得点、9.1リバウンドを挙げ、2度目となるファイナルMVPを受賞した。また、レナードが同プレイオフを通して記録した732得点はリーグ史上3番目の得点数となっている。 昨オフのFAでクリッパーズに移籍し、チームを優勝候補にしたレナードは、今年最も活躍した男性アスリートである事は間違いない。APのティム・レイノルド記者によると、レナードは2位と18票差かつ、NFLのラマー・ジャクソン(ボルティモア・レイブンズ)、パトリック・マホームズ(カンザスシティ・チーフス)、テニスのラファエル・ナダル、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボといった、他18名の候補者の倍以上となる票数を獲得していたそうだ。