サクラメント・キングスのバディ・ヒールドが、キャッチ&シュートの機会が少ない現在のチームオフェンス・システムに不満を抱いているようだ。 『Clutch Points』のマイク・クルズ記者は、ヒールドが抱いている不満について以下のようにリポートしている。 今シーズンのヒールドは、キャリア最低のシュート成功率を記録中だ。2016年のNBAドラフト1巡目6位指名でNBA入りしたヒールドは、自身のシュートスランプの原因はキャッチ&シュートの機会が少ないことが原因だと主張している。 『The Athletic』のジェイソン・ジョーンズ記者のインタビューに対し、ヒールドは「俺はあまりキャッチ&シュートを打てていない。フリーな状態でキャッチ&シュートを打ったのが何試合前だったか思い出せないぐらいだ」と不満をもらしている。 ヒールドは今シーズン、キャリアベストの1試合平均3.7本の3ポイントシュートを試投しているが、成功率はキャリア最低の35.8%に落ち込んでいる。つまり、彼は1試合平均10本近く3ポイントシュートを試投しているものの、思うようにシュートを成功させられていないということだ。 『NBA.com』のデータによると、ヒールドは全シュートのうち31.9%をキャッチ&シュートから試投しているが、半数近くの48.1%はプルアップ・シュートを打っている。だが、3ポイントシュートに関しては、彼は53%をキャッチ&シュートから放っており、プルアップは半数以下の46%となっている。 3ポイントシュートの確率が最も高いのはキャッチ&シュートだと言われている。それは優れたシューターであるヒールドにとっても同じことが言える。当然、相手チームはヒールドにとって最も効率の良いオフェンス・パターンであるキャッチ&シュートの機会を極力減らすようなディフェンスを仕掛けてくるが、現在はそれが見事に成功している状態だ。ヒールドがシュートスランプを打破するには、ルーク・ウォルトンHC(ヘッドコーチ)の手腕も大きく関係するだろう。