現地22日、トロント・ラプターズはホームでダラス・マーベリックスと対戦した。第3クォーター残り約3分の時点で53-83と、最大30点のビハインドを背負ったが、ここから驚異的な猛反撃がスタート。第4クォーター残り4分半に追いつくと、そのまま勢いに乗って110-107で競り勝つ大逆転劇を成し遂げた。 『AP通信』は、30点差の逆転劇はNBA全体だと2009年12月21日にサクラメント・キングスがシカゴ・ブルズ相手に達成して以来と報じた。さらにラプターズにとっては2010年12月11日のデトロイト・ピストンズ戦での25点差を更新するチーム最大の逆転勝利で、第4クォーターでの47得点もチーム新記録であることも報告している。 ラプターズはパスカル・シアカム、マルク・ガソル、ノーマン・パウエルと3人のスター選手が故障欠場していた。そんななか、控えビッグマンのクリス・ブーシェイが自己最多となる21得点、7リバウンド、4ブロック、2スティールと躍動した。 さらにカイル・ラウリーが32得点、10リバウンド、8アシストと大暴れ。特に第4クォーターだけで20得点を挙げる大爆発で、「これまで見たことがないものだった」と指揮官ニック・ナースHCもラウリーを大絶賛している。 『AP通信』は、「今回の大逆転劇はホームの熱狂的なファンの声援があったからこそ」と語っているブーシェイのコメントを紹介している。 「間違いなくこの試合は見返すね。どれだけ興奮する試合だったのか、そしてファンがどれくらい僕たちを助けてくれたのか見たいんだ」