クリーブランド・キャバリアーズがタロン・ルー前HCを解雇した翌日の現地10月29日の試合は、ラリー・ドリュー氏がキャバリアーズの指揮を執った。 誰もが、チームのトップ・アシスタントコーチだったドリュー氏がキャバリアーズの暫定ヘッドコーチに抜擢されると考えていたが、彼は暫定ヘッドコーチではなく、あくまでも『一時的にチームを率いているだけ』のようだ。 ドリュー氏によると、現在は彼のエージェントのアンディー・ミラー氏がチームと契約の再構築について話し合っている最中で、その契約がまとまるまでは長期的な見通しは考えないつもりでいるようだ。キャバリアーズのコビー・アルトマンGM(ゼネラルマネージャー)は、開幕から0勝6敗というチームの成績に落胆し、ルー前HCの解雇に踏み切った。ルー前HCは、クリーブランドの街にとって1964年以来初となるプロスポーツでの優勝をもたらしたヘッドコーチだった。 アルトマンGMはルー前HCの功績は讃えてはいるものの、「我々は、ルーのやり方は現在のチームには合わないという結論に至った。我々は、新しいコーチによる新しい指揮の下で、今までとは違った道を進むべきと判断した」と語っている。 今夏、チームを4年連続でNBAファイナルに導いたレブロン・ジェームズが移籍したため、キャバリアーズは新たなチーム作りに苦労している。 キャバリアーズの次戦は、現地10月30日にホームで行われる対アトランタ・ホークス戦だ。