レブロン、35歳目前も飽くなき向上心「できる限り完璧な選手に」

2003年に18歳でNBA入りしたレブロン・ジェームズも、12月30日で35歳を迎える。プロ17年目、これまで史上4位のキャリア通算5万6882分間(レギュラーシーズン4万6833分、ポストシーズン10049分)プレイしてきたが、ロザンゼルス・レイカーズでの2年目となる今季も衰えを感じさせるどころか、さらに進化しているようにさえ感じさせる。 2019-20シーズンはここまで全17試合に先発して平均25.6得点、7.4リバウンド、11.0アシストをマーク。特に、ポイントガードの役割を担うことで、アシストはリーグトップで唯一の2桁に乗せている。30代の選手で平均25得点、10アシスト以上を記録しているのはレブロンだけだ。 現地11月25日のサンアントニオ・スパーズ戦では、第4Q(クォーター)だけで12得点、5アシスト、試合を通じても33得点、14アシストとゲームを支配して114-104の勝利に導いた。 文字通り「大黒柱」の活躍。レブロンは「仕事をしただけさ」と冷静に語るが、コンディションの良さには手ごたえを感じているようだ。 「僕は自分のゲームに一生懸命取り組んでいる。自分のやったことすべてに自信を持っている。特にこのオフシーズンはね。チームメイト、そしてコーチは僕がポイントガードのポジションでプレイすることに信頼を置いてくれている。だから彼らがそれを誇れるようにするだけさ。跳躍力や筋肉が戻ってきて、メンタルもキレがいい。体は良い感じだ」 レイカーズのレジェンドであるコービー・ブライアントは、円熟味を増したキャリア晩年、熟成すればするほどおいしくなるワインにかけて、“Vino”(ぶどう酒)と呼ばれた。35歳目前にして、リーグ首位(現地26日終了時点で15勝2敗)に立つチームで毎晩MVP級のプレイをしているレブロンも偉大な先輩の域に達していると言っていいだろう。 それでもレブロンは、さらなる高みだけを目指している。 「僕ははただ弱点をなくしたいだけさ。できる限り完璧なバスケットボール選手になろうとしている」 昨季リーグMVPに輝いたヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)や、同新人王のルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)ら若手が目覚ましい活躍を見せるなか、ベテランとなったレブロンも“キング”たる所以を誇示している。

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