フィラデルフィア・76ers(以下、シクサーズ)のブレッド・ブラウンHCが、2020年東京五輪でオーストラリア代表の指揮を執ることになった。ESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、そうなった場合、ブラウンは2012年ロンドン五輪以来のHC職となる。 オーストラリア代表は、今夏に中国で開催されたワールドカップで4位入賞を果たし、五輪の出場権を獲得している。ブラウンはかつて96年アトランタ五輪、00年シドニー五輪で代表のアシスタントコーチを務めていた。 現在、ブラウンの同僚であるシクサーズのベン・シモンズはオーストラリア出身であるが、ワールドカップではプレイしなかった。しかし、彼は東京五輪については出場の意志表明をしている。 「オーストラリアの自宅に戻って自分が主催するキャンプを行い、ブーマーズ(代表の愛称)でトレーニングをして、親善試合に参加する」と、7月の時点でシモンズはこう語っていた。 「ブーマーズのタレントは本当に楽しみだ。特に2020年が近づいている今、東京での五輪という世界最大のスポーツ大会で母国を代表できたら光栄だ」 ちなみにワールドカップのオーストラリア代表は、スパーズのパティ・ミルズ、ジャズのジョー・イングルズ、サンズのアーロン・ベインズ、キャバリアーズのマシュー・デラベドーバ、ピストンズのソン・メイカー、シクサーズのジョナ・ボールデンに2005年のNBAドラフト1位指名のアンドリュー・ボーガットらが参加していた。