ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、現地30日に行われたフェニックス・サンズ戦で左手を骨折した。その後、複数のメディアは、現地31日にカリーがCTスキャンを実施。何人かの専門家に手術が必要かどうかの診断を受けたと報じている。今後の治療方針についての判断は、現地1日に決定されるかもしれない。 地元局NBCスポーツベイエリアのキース・バーク氏は、現地31日の午前中の時点で、ウォリアーズのボブ・マイヤーズGMはカリーが復帰までどれくらいかかるのか正確な期間は分かっていないと伝えている。 この怪我はサンズ戦の第3クォーター残り8分31秒、カリーがゴール下へとアタックした際の接触プレイで発生。バランスを崩したカリーが転倒して両手を床に着いた後、サンズのアーロン・ベインズがカリーの左手の上に乗ってしまった。そしてカリーは、左手をおさえながら退場し、試合に戻ることはなかった。 ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、ベインズがロッカールームを訪れ謝罪したと明かす。「アーロン・ベインズは試合終了後、ステフの状態を知りたくてこちらに来た。彼は本当に申し訳ないと感じていた。ただ、これは不規則なバスケットボールのプレイで、こういう事は起こってしまうものだ」 カリー離脱の影響も大きく、ウォリアーズは110対121で敗戦。もし、彼の離脱が長期になった場合、チームはドレイモンド・グリーンとディアンジェロ・ラッセルを軸に戦うことになるが、さらなる苦戦は免れない。 ただ、この試合でキャリア初先発を果たし、20得点を記録した新人のエリック・パスカルは「もちろんステフィン・カリーの負傷は知っている。彼はチームにとって本当に価値のある存在だ。それでも僕たちはポシティブな姿勢でいられると感じている」と、残っているメンバーでの巻き返しに意欲を見せている。