フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)は現地8日、プレシーズン初戦で中国の広州ロングライオンズと対戦。144-86で快勝を飾ったなか、4年目の超大型司令塔ベン・シモンズがキャリア初の3ポイントを成功させ、アリーナを熱狂させた。 シモンズ、トバイアス・ハリス、新加入のジョシュ・リチャードソンとアル・ホーフォード、ジョエル・エンビードの5人でスタートしたシクサーズ。シモンズがオープニングゴールを決めるなど順調にシュートを成功させ、第1Qで36-22と大きくリードを奪うと、第2Qはエンビードとシモンズがさらに猛威を振るう。 エンビードがダンク2本を決めて存在感を発揮すると、シモンズもこのQだけで13得点をマーク。特に終了間際には右45度から3ポイントを放つと、シュートは綺麗な放物線を描いてネットに吸い込まれ、リードを40点台の大台に乗せた。4年目を迎えるオールラウンダーのシモンズはこれまでプレシーズンで3ポイント19本、レギュラーシーズンで17本、プレーオフで1本を試投したがいずれも失敗。これがキャリア初の3ポイント成功となり、本拠地のウェルズ・ファーゴ・センターも大きく沸いた。 ベンチメンバー主体に切り替えた後半もシクサーズの猛攻は止まらず、第3Qは35-20、第4Qも27-25と相手に一度もリードを許すことなく、144-86で快勝を飾った。 シクサーズはシモンズが21分の出場で21得点、8リバウンド、7アシストを記録したほか、エンビードが17得点、リチャードソンも16得点を挙げるなど7人が二桁得点をマークした。