今年から豪ナショナル・バスケットボールリーグ(NBL)のイラワラ・ホークスに所属している18歳のラメロ・ボールは、来年のNBAドラフトで全体1位指名を受けることを目指している。NBAは高校卒業から最低1年が経過していなければドラフトの資格を得られない。多くのライバルが大学に進学する中、ボールはNBLで1年間プレイしながらNBAに備える道を選んだ。 米スポーツメディア大手ESPNが発表した最新の「NBAモックドラフト2020」で3位に選出されたボールは、同メディアのドラフト・アナリストであるジョナサン・ジボニー氏から高い評価を受けている。NBLの試合を視察したジボニー氏によると、匿名のNBAスカウトがボールについて以下の通り評価していたそうだ。 「この調子でボールが成長を遂げれば、来年のドラフトで全体1位指名もあり得るだろう。ボールに対するコーチやチームメイトの評価は、私の想像を遥かに上回るものだった。彼は素晴らしいペースでプレイし、非常に高いコートビジョンも兼ね備えている。彼のプレイスタイルはNBAでも十分に通用する。特に高精度なシューターとの相性は抜群だ」 ESPNが発表した2019年に高校を卒業する有望株トップ100選手の中で21位にランクされていたボールは、NBLでの活躍により順位を大幅に上げた形となった。しかし、ボールのライバルであるその他有力候補者の殆どは大学に進学しており、大学バスケットボールのシーズンがまだ始まっていないため、ランキングは今後変化することになるだろう。上記モックドラフトでは、高校時代にトップクラスの評価を受けていたジェイムズ・ワイズマン、アンソニー・エドワーズ、コール・アンソニーらがボールと共にトップ5入りを果たしている。 ラメロが、2017年ドラフトの全体2位で指名された兄ロンゾを超え、来年のドラフトで全体1位指名を受けるか注目だ。 スポヲタ:ビタラフ アドル