マイケル・ジョーダン氏がテキーラ・ビジネスに参入

もし仮に、NBAレジェンドでシャーロット・ホーネッツのオーナーのマイケル・ジョーダン氏が、自分の名前が書かれたラベルに直筆サインを入れたテキーラを数本だけ販売したら、例えそれがどんな味だったとしても 、あっという間に完売するだろう。 しかし、ジョーダン氏はそんな小手先の商法には頼らず、ボストン・セルティックス、ロサンゼルス・レイカーズ、ミルウォーキー・バックスのオーナーらと共に最高級のプレミアムなブレンドのテキーラを作った。彼らがブレンドしたテキーラは、すでにアメリカ各地の品評会で賞を受賞した確かなものばかりだ。 Cincoro Tequilaのエミリア・ファザラーニCEOと、セルティックスのオーナーのワイク・グロウスベック氏の妻は「これはオーナーシップ・グループとは関係が無いし、セレブが後押ししたブランドでもありません。これは、そういったものとは全くの別物です。私たちは、酒造りのことだけを考えて、このテキーラを作りました」とコメントしている。 彼らがテキーラ作りをするというアイデアは、約1年前に生まれた。ジョーダン氏、グロウスベック氏、ファザラーニCEO、レイカーズのオーナーのジーニー・バス氏、バックスのオーナーのウェス・エーデンス氏らが会食した際に、ジョーダン氏がテキーラへの情熱によって全員の心を繋いだそうだ。 AP通信の電話インタビューに答えたファザラーニCEOは「我々は素晴らしい味のテキーラを作るために力を合わせました。我々はコート上ではライバルであり、シーズン中は逆サイドの席に座る関係です。しかし我々は、元々は他人とコラボレーションすることを重視する人間なのです」とコメントしている。 オーナーたちは、ただ出資するだけではなく、テキーラ作りに真摯に取り組んだ。ジョーダン氏はナイキのデザイナーと協力してラベルのデザインを作り上げ、エーデンス氏はチェーン展開の仕組みに関する知識を提供した。グロウスベック氏は「真のテキーラ愛好家であり、物事を正しく行う人間であるマイケルの影響力は凄かった」と、ジョーダン氏の仕事ぶりを讃えている。 オーナーたちは毎週定期的に電話会議やミーティングを行ったほか、1000種類を超えるブレンドを試飲したそうだ。 ファザラーニCEOは「オーナーたち全員が、初日から積極的にテキーラ作りに関わりました。彼らは、決して名ばかりのパートナーではありあません」と語っている。 こうして完成したCincoro Tequilaは、1本70ドル(約7500円)のボトルから、純金がちりばめられたクリスタルのボトルに入った1本1600ドル(約17万円)の40〜44ヶ月もののリミテッド・テキーラまで、4種類のテキーラがラインナップされている。 Cincoro Tequilaのマーケティング部長のラス・パレッティ氏によると、テキーラ市場は毎年10%ずつ伸びているが、超高級テキーラの市場は年に40%の伸びを見せているそうだ。 ファザラーニCEOはCincoro Tequilaの売り上げや生産数に関する数字は明かしていないが、これまでに販売したアメリカの12箇所のマーケットでは既に完売したそうだ。グロウスベック氏によると、来年はアメリカの全50州での販売を目指しており、後々はヨーロッパやアジアにまで販路を広げたいそうだ。

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