ジェームズ・ハーデンが昨季MVPを逃した理由とは

ヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンは昨季、2つの歴史的偉業を成し遂げている。1つ目は、1986-87シーズンのマイケル・ジョーダン(当時シカゴ・ブルズ)が記録した1試合平均37.1得点以来最高となる、平均36.1得点をたたき出したこと。2つ目は、32試合連続で30得点以上を挙げ、ウィルト・チェンバレン(65試合連続)に次ぐ歴代2位の連続記録を達成したことだ。 ハーデンは、これほどの歴史的快挙を成し遂げたにも関わらず、昨季のMVP受賞を逃している。ラジオ番組「97.9 The Box」に出演した際に、MVPを受賞しなかったことに不満を露わにした同番組ホストの質問に対し、以下の通り回答した。 「序盤戦にメディアが作成した物語が、シーズンを通して付きまとうことになると思うんだ。詳細についてはここでは触れないけど、俺に出来ることは自分がコントロールできる範囲でベストを尽くすことだけさ。だから俺は高いレベルで自分の仕事をこなしてきた。そして結果として俺は歴史的快挙を成し遂げられた。MVPを受賞できなかったことについては、自分でコントロールできる範囲外だから仕方ないさ」。 ハーデンが言うように、メディアの報道がMVP投票に影響を及ぼしたケースは過去にもあった。例えば、2011年のMVP受賞が期待されていた当時クリーブランド・キャバリアーズ所属のレブロン・ジェームズが、ESPNにて放送された「The Decision」の中で、マイアミ・ヒート移籍を決断したことを発表した時のように。同番組で、ジェームズがスーパーチームを結成するためにキャバリアーズを去ると発表したことを受け、怒った関係者は彼に投票せず、結果的にデリック・ローズがMVPを受賞している。 このように、昨季スロースタートとなったロケッツとは逆に、シーズン序盤から好調であったバックスのアデトクンボが、シーズン序盤からMVP候補として注目を集めていたことが、投票結果に影響したのかもしれない。 しかし、ディフェンス面でのチームへの貢献度はアデトクンボの方がハーデンより高かったのも事実。MVPの定義は非常に複雑ではあるが、「チームにとって最も価値のある選手」という意味では、どちらもいい勝負であったのではないだろうか。 スポヲタ:ビタラフ アドル

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