NBAが、2019-20シーズンのレギュラーシーズン・スケジュールと、TNT、ESPN、ABC、NBA TV、ESPNラジオによる放送日程を発表した。リーグの74年目のレギュラーシーズンは、現地10月22日に開幕し、2020年4月15日(現地時間)に幕を閉じる。 レギュラーシーズン最終日の現地4月15日には13試合が予定されている。ユタ・ジャズ、マイアミ・ヒート、デトロイト・ピストンズ、デンバー・ナゲッツの最終戦は同14日だ。 プレイオフが始まるのは現地4月18日だ。 各チームのスケジュールは、チームのオフィシャル・サイトで確認できる。 今シーズンの注目ポイントは以下の通り。 ・全米中継の放送開始時間の一部が前倒しに 今シーズンのスケジュールを見てまず気付くのは、東部時間で22時半からテレビ中継が始まる試合が減ったことだ。以前はイーストとウェストに人気チームが分散していたため大きな問題にならなかったが、最近ではウェストに人気チームが増えたため、東部時間のエリアに住むファンが視聴する全米中継の放送時間が深夜に及ぶことが問題視されていた。昨シーズンは、週の半ばに放送される全米中継が東部時間の深夜1時かそれ以降に終了することも珍しくなく、その状況が視聴率の低下を引き起こしていた。 今シーズン、ESPNが毎週水曜日にやっているダブルヘッダー中継の放送時間は、東部時間の20時と22時半の放送開始から、19時もしくは19時半と21時半もしくは22時の放送開始になる。昨シーズン、TNTは火曜日に9回ダブルヘッダー中継をしたが、今シーズンは2回になり、ダブルヘッダー2試合目の放送開始時間は22時半から21時半もしくは22時に変更になる。 昨シーズン全体で全米中継のうち57試合が22時半から放送されたが、今年は33試合に減っている。 ・バック・トゥー・バックの回数が5シーズン連続で減少 今シーズンも各チームのバック・トゥー・バック(2日連続で試合があること)回数が減っていることも特筆すべき点だ。NBAは、5シーズン連続でバック・トゥー・バックの回数を減らしている。今シーズンのバック・トゥー・バックの回数は1チームにつき平均12.4回で、昨シーズンの13.3回を更に下回った。ちなみに、5年前の平均は19.3回だった。 ・5日間で4試合するチームは無し フォー・イン・ファイブズ(5日間で4試合すること)という厳しいスケジュールを組まれるチームは、3シーズン連続でゼロになった。12日間で8試合するチームも無い。しかし、全30チームのうち19チームは7日間で5試合というスケジュールを組まれている。 ・ヨーロッパで48試合がプライムタイムに放送 ヨーロッパで48試合がプライムタイムに放送される。そのうち24試合が土曜日で、24試合が日曜日の放送だ。これら以外にも、現地1月24日にはパリでミルウォーキー・バックス対シャーロット・ホーネッツの試合が行われる。