カワイ・レナードの契約条件の発表を受けて新たな疑惑

カワイ・レナードが正式にロサンゼルス・クリッパーズと契約を結んだことを「The Athletics」のシャムズ・シャラニア記者が報じた。また、クリッパーズもチームの公式ツイッターでレナードの加入を発表。 レナードはクリッパーズと4年1億4100万ドル(約153億円)のマックス契約を結ぶ権利があり、ESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、当初チームと4年契約を結ぶと報じていた。しかし、シャラニア氏によると、レナードがサインしたのは契約最終年にプレーヤーオプション付きの3年1億300万ドル(約112億円)のマックス契約だったという。 レナードの契約は、後に彼がクリッパーズに不満を抱く、あるいは新たなチームで挑戦したいと感じた場合に、柔軟にシフト変更できる構造になっている。また、「NBC Sports」のトム・ハバーストロ記者によると、レナードは2021年にプレーヤーオプションを放棄するとキャリア10年以上の選手に与えられる4年1億9600万ドル(約213億円)のマックス契約の権利を得ることができるため、金銭面でのメリットもあるという。 そして、最も興味深いのはレナードがオプションを放棄すると、再びFA(フリーエージェント)となる2021年の市場もまた、今夏と同様に豊作となることだ。レナード、ポール・ジョージ、レブロン・ジェームズ、ブラッドリー・ビール、そしてヤニス・アデトクンボらビッグネームがこぞってFA市場へとやってくるオフシーズンとなるからだ。 レナードとジョージを獲得したことで、来期のクリッパーズは一気に西の優勝候補となった。一方、レナードのこの契約条件の決断は、2年後にチームにリスクをもたらす場合もあるだろう。 ESPNのラモナ・シェルボーン記者が、レナードはジョージの前にケビン・デュラントをクリッパーズに勧誘していたと報じていたことを踏まえると、レナードはクリッパーズに固執しているとも考えられる。そうだとすれば、2年後にオプションを放棄したとしてもクリッパーズと再契約する可能性が高いだろう。 しかし、これから2年間で何が起こるかは分からない。 さらに、今オフのFA市場で無口なレナードが見せた強かな一面を考えると、スーパースター達がこぞってFA市場に現れる2021年に彼が何をしでかすかは分からない。 文:ビタラフ アドル

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