日本時間11月19日(現地18日)、ロサンゼルス・レイカーズは本拠地であるクリプトドットコム・アリーナの外のスタープラザに、パット・ライリーの銅像を建立することを発表した。完成は2026年の予定。79歳のライリーは選手、アシスタントコーチ、ヘッドコーチとして、レイカーズで優勝を経験している。 1970年から1975年まで選手としてレイカーズで活躍し、1979年にはポール・ウェストヘッドのアシスタントコーチに就任。そして1981年にヘッドコーチに就任すると、レイカーズを4度頂点に導いた。在籍期間中、チームは533勝194敗(.733)を記録。マジック・ジョンソン、カリーム・アブドゥル・ジャバーらとともに、ショータイムと称された1980年代のレイカーズを牽引した。 レイカーズのオーナーであるジーニー・バスは、「パットはレイカーズの象徴。彼のプロフェッショナリズム、技術へのコミットメント、試合に向けた準備は、今日のリーグ全体に見られるコーチングへの道を切り拓くものだった。私の父(ジェリー)は、パットの執着心、そして才能ある選手を集めてチャンピオンチームへとまとめ上げる能力を認めていた。パットとレイカーズが80年代に作り上げたバスケットボールのスタイルは、今日でも組織の青写真となっている」と、ライリーの功績を称えている。 今季から指揮を執るJJ・レディック(ヘッドコーチ)は、チームの決定に「当然」とコメント。開幕前に、ライリーのインタビューが収録されたドキュメンタリーを観ていたようで、「彼はバスケットボール界の伝説。そして明らかにこのフランチャイズのために多くのことを成し遂げた。(銅像建立は)とても嬉しいよ」とコメントしている。 スタープラザに銅像が建てられるのは、ジャバー、ジョンソン、エルジン・ベイラー、ジェリー・ウェスト、コービー・ブライアント、シャキール・オニール、アナウンサーのチック・ハーンに続き、レイカーズ関係者では8体目となる。