NBAキャリア17年を誇るルディ・ゲイが、『The Players' Tribune』で引退を表明した。38歳のゲイが最後にプレイしたのはユタ・ジャズに在籍していた2022-23シーズンで、昨年夏にはゴールデンステイト・ウォリアーズと契約したものの、開幕直前でウェイブされていた。 引退を決めたゲイだが、『The Players' Tribune』では「パスをミスしたり、ボールをファンブルしたりする選手がいると、テレビに向かって『俺はアイツより優れている』と叫んでいる」と明かし、自身が引退するという事実と向き合っている途中であるとしている。 それでも、「自分は38歳。ほとんどの職業では、まだキャリアの中盤にも到達していない。自分の考えとしては、まだまだたくさんの仕事がある」と、第二の人生に向けて前向きなマインドでいることも記した。さらに、自身を「世界で最も幸運な男」とも評している。 コネチカット大学で活躍した後、2006年のNBAドラフトでヒューストン・ロケッツから全体8位で指名され、数週間後にトレードでメンフィス・グリズリーズに移籍。出場時間と出場試合数(4位)、得点(5位)で球団上位の記録を残した。 キャリア通算では1120試合に出場して、平均15.8点、5.6リバウンドを記録。グリズリーズを離れた後は、トロント・ラプターズ、サンアントニオ・スパーズ、ジャズでプレイした。また、レブロン・ジェームズ、カーメロ・アンソニー、クリス・ポールと並び、2006-07シーズンから2020-21シーズンまでの間に平均10点以上を記録し続けた4人のうちの1人である。