サクラメント・キングスは今季プレイオフ進出を逃したなか、チームを率いるマイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)との契約延長は交渉が停滞しているようだ。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えた。 これまでクリーブランド・キャバリアーズとロサンゼルス・レイカーズでHCを務め、2016~22年にはゴールデンステイト・ウォリアーズのアシスタントコーチとして優勝にも貢献したブラウンHCは、2022-23シーズンからキングスの指揮官となった。 就任初年度の昨季はレギュラーシーズン48勝34敗でウェストの第3シード獲得し、17年ぶりプレイオフ進出に導き、自身2度目の最優秀HC賞にも輝いた。 迎えた今季46勝36敗のウェスト9位でプレイイン・トーナメントに回ると、10位ゴールデンステイト・ウォリアーズに118-94で勝利するも、続く8位ニューオーリンズ・ペリカンズとの一戦に98-105で敗れ、プレイオフ出場を逃した。 現在54歳のブラウンHCはレギュラーシーズン通算441勝286敗、プレイオフ通算50勝40敗。年俸1000万ドル(約15億6000万円)以上の契約延長を望んでいたが、ウォジナロウスキー記者によれば交渉は暗礁に乗り上げたという。 「ブラウンHCの契約延長にはまだギャップがある。契約延長の話し合いを経て、交渉を棚上げした」 シーズン終了後には、「契約はあと1年残っている。ご存じの通り、ここにいられることを嬉しく思っている。チームの将来に期待しているし、来季どうすればもっとよくなれるか考えながら夏を過ごすつもりだ」と語っていたブラウンHC。交渉は完全決裂ではないというが、今後どのような展開を迎えるだろうか。