フェニックス・サンズはレギュラーシーズンをウェスト6位(49勝33敗)で終え、日本時間4月21日(現地20日)に3位ミネソタ・ティンバーウルブズ(56勝26敗)とのプレイオフ1回戦がスタートする。元NBA選手でフランチャイズOBのジャマール・クロフォードは、ケビン・デュラントがチームを優勝に導けば、さらなる高みに辿り着けると考えているようだ。『アリゾナ・リパブリック』のデュエイン・ランキン記者が伝えた。 デュラント、デビン・ブッカー、新加入ブラッドリー・ビールの超強力スコアリングトリオを結成した今季、大きな期待が集まったが、ビールが腰の痛みで開幕に出遅れ、ブッカーも足首の捻挫で欠場するなど、思うように3人が揃ってプレイすることは叶わなかった。 そのなかで、35歳のデュラントは75試合に出場してリーグ5位の平均27.1得点、6.6リバウンド、5.0アシスト、フィールドゴール成功率52.3%、3ポイント成功率41.3%の好成績でチームを牽引。右アキレス腱断裂をする前の2018-19シーズン以来のシーズンフル稼働だった。 プレイオフ1回戦では、アンソニー・エドワーズやカール・アンソニー・タウンズ、ルディ・ゴベアを擁するウルブズと対戦するが、2018-19シーズンにサンズでプレイし、現在は『TNT』のNBAアナリストを務めるクロフォードは、デュラントに自身3回目の優勝を期待した。 「彼はゴールデンステイトで2つのチャンピオンシップを獲得し、2年連続でファイナルMVPに輝いたにもかかわらず、ひどい言われようだった。今回勝てば、彼を全く違った視点で見ることになるだろう。フェニックスでチャンピオンシップを獲得すれば、間違いないトップの地位を手にする。チャンピオンシップを持つ他の誰よりも自分のレガシーを変えられるはずだ」 デュラントと言えば、ゴールデンステイト・ウォリアーズ時代の2017、18年に優勝とファイナルMVP受賞を果たしているが、ほかにもステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンのスター選手がいたこともあり、当時のタイトル獲得に関しては正統な評価を受けていない感はある。 サンズにもブッカーとビールはいるが、もしデュラントがチームを優勝に導くことになれば、また違った評価を得られるのは間違いないだろう。