日本時間4月20日(土)午前8時から、シカゴ・ブルズ(イースト9位)が敵地のカセヤ・センターでマイアミ・ヒート(同8位)と対戦する。プレイイン・トーナメント最終日に行なわれるこの一戦に勝利したチームが、イースタン・カンファレンスの第8シードとしてプレイオフに出場する。
今季のブルズはオフェンシブ・レーティングがリーグ19位(114)、平均得点もリーグ22位(112.3点)と攻撃面で苦しんでいた。しかし18日に行なわれたアトランタ・ホークスとのプレイイン・トーナメントでは、最大23点のリードを奪取。試合も131-116で快勝した。 チームを牽引したのがキャリアハイの42点を挙げたコービー・ホワイトだ。積極的にドライブを仕掛け、ペイント内で22点を記録。ヒートは今季ペイント内での失点がリーグ3位(平均46.4点)、ディフェンシブ・レーティングもリーグ5位(111.5)と堅牢な守備が自慢なので、ブルズはホワイトのペネトレイトでヒートのディフェンスを崩したい。 ヒートもオフェンシブ・レーティング(リーグ21位/113.3)、平均得点(リーグ26位/110.1)がリーグ下位に沈んでいる。さらに、フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)とのプレイイン・トーナメントでジミー・バトラーが右膝を負傷し、ブルズ戦の欠場が決定。この重要な一戦でステップアップが求められるのがタイラー・ヒーローだ。
今シーズンは膝と脚の怪我で40試合を欠場したが、平均得点は3年連続20点以上をマーク。近年では3ポイントシューターとしてだけでなく、スコアラーとしても非凡な才能を見せている。シクサーズ戦ではFG成功率33%、3ポイント成功率28.6%とシュートタッチに苦しんだが、それでもチームトップの25点、9アシストを記録した。チームの総合力が試されるこの一戦で、チームを救う「ヒーロー」になれるか。
両者は昨シーズンも第8シードを決めるプレイイン・トーナメントで対戦している。その際はブルズが試合残り3分で3点をリードするも、ヒートの猛攻を受けて逆転負け。デマー・デローザンは「昨年の負けは鮮明に覚えている。もう二度と味わいたくない」と雪辱に燃えている。今季の対戦成績は2勝2敗、お互いに敵地で1勝するなど成績はまったくの互角。リベンジに燃えるブルズか、それとも2年連続でヒートか。イースト第8シードを争う戦いは、激しい一戦となりそうだ。 ■シカゴ・ブルズ対マイアミ・ヒート 配信:4月20日(土)午前8時 実況:三橋泰介、解説:佐々木クリス(英語実況も選択可) ■今季直接対決 11月19日:ヒート 97- 102 ブルズ 11月21日:ヒート 118- 100 ブルズ 12月15日:ブルズ 124-116 ヒート 12月17日:ブルズ 116-118 ヒート