左膝半月板の手術を受けて欠場しているフィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)のジョエル・エンビードが、今季中の復帰を目指していることを明らかにした。メディア対応を行なったエンビードはシーズン中に復帰するつもりなのかを問われると、「その予定」と答えている。 「もちろん健康を取り戻して、本来のあるべき状態にするためにすべてがうまくいく必要がある。でも、それ(今季中の復帰)を予定している」 エンビードは欠場までにリーグトップの平均35.3点、11.3リバウンド、5.7アシスト、1.8ブロックを記録し、MVPレースを牽引していた。しかし、欠場直前の試合では状態が良くなかったという。 「(欠場前の)2試合だけが問題だったわけじゃない。数週間前から自分らしくない感じがあったけど、それでもコートに立つのに十分なパフォーマンスは出せていた。自分が60~70%の状態でも、攻守両面でチームを助けることができると分かっているからね」 大黒柱不在の影響は大きく、エンビードが離脱してからの12試合でシクサーズは4勝止まり。ネットレーティングも-8.8だった。序盤戦の貯金もあってイースト6位に留まっているものの、5位から8位まではたった0.5ゲーム差しかない。 エンビードは目先の順位にとらわれず、とにかくコートに戻ることだけを望んでいる。「順位が何位であろうと関係ない。とにかく可能な限りプレイして、チームを助けたいだけだ」という言葉からは、自分が戻ればチームを再び浮上させられるという自信が感じられる。 具体的な復帰時期は未定だが、エースが戻ってくればチームが活気づくのは確実。例え上位シードが取れなかったとしても、台風の目としてプレイオフを席巻しそうだ。