ブラッドリー・ビールがサンズ移籍でPG役増加を歓迎「ここではセルフィッシュなプレイは存在しない」

フェニックス・サンズは現在、33勝22敗でウェスト5位とプレイオフを狙える好位置につける。今季から加入したブラッドリー・ビールは、ケビン・デュラントとデビン・ブッカーという強力スコアラーのサポートに回る役割を受け入れているようだ。 昨年6月、3チーム間トレードで11年間を過ごしたワシントン・ウィザーズを離れ、サンズの一員となったビール。デュラント、ブッカーとのスコアラートリオに期待が懸かったが、腰の怪我で開幕に出遅れ、その後も離脱期間があるなど、欠場は25試合を数える。 それでも、ビールの故障が癒えて本格的にレギュラーの座に就いた昨年12月28日(現地27日)以降、チームは19勝7敗。これはウェストでロサンゼルス・クリッパーズ(18勝5敗)に次ぐ好成績だ。 ビールは『NBA.com』のショーン・パウエル記者とのインタビューで、ウィザーズを離れることになったことに関して、「1つの都市、1つのチームしか知らなかったから、トレードの話を受けた時は奇妙な気分だった。チャンスであり、新しい章へのチャレンジだと思った」と回想している。 今季のサンズはデュラントが平均28.2得点、6.6リバウンド、5.7アシスト、ブッカーが平均27.5得点、4.6リバウンド、7.0アシスト、そしてビールは平均18.2得点、4.5アシストをマーク。ビールは「周囲を動かして、ボールを持たせないといけない。みんなでいいショットを見つけるのが、俺やブック(ブッカー)、KD(デュラント)だけでなく、俺ら全員の仕事だ」と語り、ポイントガード役が増えたことについてはこのように考えを明かす。 「全員がボールをシェアしないといけない。ビッグマン(ユスフ・ヌルキッチ)にもボールに触れてもらわないといけないんだ。このチームには多彩なタレントが揃っている。みんなを巻き込むことが一番大事なこと。セルフィッシュなプレイは存在しない。それはKDとブックのおかげだし、2人ともアンセルフィッシュな選手だ。俺も大きなエゴを持ってここに来たわけじゃない。ただチームに溶け込みたかった。ブックとKDは、自分らしくいるように言ってくれた。それが助けになった」 2020-21シーズン以来となるフランチャイズ史上4回目のNBAファイナル進出なるか、ビールの活躍によるところも大きいはずだ。

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