サクラメント・キングスで活躍するドマンタス・サボニスの父アルビダスは、リトアニアやソ連、そしてポートランド・トレイルブレイザーズなどで活躍した有名なセンターだったことを知る人は少なくないだろう。バスケットボール殿堂とFIBA殿堂に名を刻んだ偉大な父との関係について、『NBC Sports California』の番組『Kings Central』で明かしている。 「父は僕たちのやりたいことをやらせてくれたし、何かを押し付けることもなかった。大人になった今、もちろん試合後には毎回意見交換をする。彼は僕にいろいろ教えてくれるけど、自分が成長するにつれ、父は自分たちより上の立場からものを言わないようにしていた。それが良かったと思う」 また、試合後にある父からの批評やサポートについて問われると、「大抵はサポートだったよ」と回答している。 「自分のコート上の性格は父譲りだから、お互い批判し合っても良い結果にはならない。だから父はいつ、どんな状況で何を言うべきかを分かっているし、そうしたアプローチは間違いなく自分を助けてくれた。特にルーキーだった頃はよくサポートしてくれたね。今はただ見て喜んでくれているけど、何かあれば言ってくるよ。それ以外は単に試合を楽しんでいるだけなんだ」 サボニスはこれまで3度NBAオールスターに選出され、昨季はオールNBA3rdチーム入り。リバウンド王にも輝いた。そして今季も36試合で平均20.1点、12.8リバウンドを記録し、トリプルダブルも9度達成している。そんな息子の大活躍を父も誇らしく思っているに違いない。