マイアミ・ヒートのジミー・バトラーは、自身2度目の挑戦となったNBAファイナルでデンバー・ナゲッツにシリーズ1勝4敗で敗れ、またもリーグ優勝を逃した。それでも、不屈の闘争心は“神様”マイケル・ジョーダンを彷彿させると、殿堂入りが決まっているドゥエイン・ウェイドが語っている。 オールスター出場6回を誇るバトラーは、リーグ屈指の攻守万能選手で、決して諦めないメンタリティーや不屈の闘争心は、観る者の心を惹きつける。2019-20シーズンに続き、今年のNBAファイナルでも涙を呑む形となったが、第8シードから勝ち上がり続けたチームを牽引したプレイぶりは称賛に値するだろう。 2016-17シーズンにシカゴ・ブルズで共闘した、ヒートの英雄ウェイドは『Club Shay Shay』で、バトラーにはジョーダンとの共通点があると見解を述べた。 「ジミーは(マイケル)ジョーダンと同じで、ある意味、自分の怒りを奮い立たせる何かを探しているんだ。だから、ニューヨーク(ニックス)とのシリーズ(カンファレンス準決勝)では、『ティブス(トム・シボドー・ヘッドコーチ)がいる』と考えていた。ニックスのことではなく、ティブスについて考えるんだ。ジミーは一つのことに集中して、さらなる高みに達することができる。誰もができるわけではなくて、ジミーはそのスイッチを持っている」 今年9月には34歳となるバトラー。今後のキャリアでタイトルを獲得し、さらに評価を高められるかにも注目が集まる。