昨季王者ナゲッツ相手に先勝 43得点のアンソニー・エドワーズが自信「自分たちが何者か知っている」

ミネソタ・ティンバーウルブズは、日本時間5月5日(現地4日)に敵地ボール・アリーナで行われたプレイオフのカンファレンス準決勝第1戦でデンバー・ナゲッツを106-99で下し、シリーズ白星スタートを飾った。若きエースのアンソニー・エドワーズは、昨季王者相手の自分たちの戦いぶりに自信を覗かせている。『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者が伝えた。 ウルブズは第1クォーター開始7分間で18-4のランに成功。この間、シュート全5本成功を決めたエドワーズは前半だけで25得点を叩き出し、試合を優位に進める原動力となった。 最終的にエドワーズは両チーム最多の43得点(フィールドゴール17/29、3ポイント3/7、フリースロー6/6)。カール・アンソニー・タウンズはファウルトラブルに見舞われながら20得点、司令塔のマイク・コンリーは10アシスト、相手エースのニコラ・ヨキッチと対峙したルディ・ゴベアは13リバウンド、3ブロックと主力がそれぞれの役割を果たした。 中でも、22歳のエドワーズの活躍は目覚ましく、43得点は自身のプレイオフキャリアハイにして、フランチャイズのポストシーズン記録。フェニックス・サンズとのプレイオフ1回戦第4戦でも40得点を挙げており、22歳以下の選手がプレイオフ2試合連続で40得点以上はコビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)以来の快挙だ。 ナゲッツのマイク・マローンHC(ヘッドコ-チ)は、「彼のゲームには弱点がない。スピードを遅らせるのも大変なチャレンジになる」とエドワーズに手を焼いたことを明かした。今季の最優秀シックスマンに輝いたウルブズのナズ・リードは、若きエースに対して、「僕は彼が成長する姿をずっと見てきた。今はスーパースターでないとしても、成長過程にあるスーパースターだ。コート外でも素晴らしいし、そばにいたいと思う選手だ」と賛辞を送った。 エドワーズは、「誰かに自分を紹介することはない。自分たちが何者か知っている。僕たちはお互いを信頼している。誰がシュートを打つかは問題ではないし、お互いを支えている限り、他人がどう思おうがあまり関係ない」と冷静にコメント。そして、「世界最高の選手(ヨキッチ)、世界最高のチーム(ナゲッツ)と対戦するのはいつも楽しい」と強い相手を前に、自身を奮い立たせていた。

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