メンフィス・ハッスルって?

NBAの下部組織、NBAゲータレード・リーグことGリーグ。チームは基本的にNBAチームに付属する形で現在27チーム存在する。日本人初のNBAプレイヤー田臥勇太選手(リンク栃木ブレックス)や日本代表での活躍が目覚ましい富樫勇樹選手(千葉ジェッツふなばし)もGリーグの前身のDリーグでプレイした経験がある。

NBAとGリーグを行き来する選手も多く、NBAとの結びつきは強い。実際渡邊雄太選手はGリーグのメンフィス・ハッスルに属しながら、NBAのメンフィス・グリズリーズと2WAY契約を結んでいる。2WAY契約とは2017年より導入された制度で、Gリーグのシーズン中、最大45日間グリズリーズと帯同できるというものである。10日間契約や、2WAY契約等を経てNBAへ昇格するケースも多々ある。今回は渡邊選手が所属するメンフィス・ハッスルの現地観戦レポートをお送りしたい。

Landers Center

メンフィスの中心部から車で20分ほど離れたミシシッピ州サウスヘイブンにあるLanders Centerがメンフィス・ハッスルのホームだ。約8,400人収容でき、ハッスルのホームゲームの他にも様々なイベントで使用される。

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チケットの取り方

NBA同様チケットマスターが管理する上記サイトから観戦したいチームの試合を選択し、購入するのが一番簡単だろう。NBAよりはかなり安価で観戦チケットを手に入れることができる。

アリーナの様子

まずアリーナに入ってすぐ目に飛び込んできたものはグリズリーズとハッスルのロゴが大きく印字された遊具だ。シューティングチャレンジをしたり、滑り台を滑ったり、子供と大人が一緒に楽しめる空間ができていた。試合前やハーフタイム中は常に多くの人でにぎわっており、誰でも無料で体験することができる。試合後はすぐに片付けられてしまうので、早めに体験するのがおすすめ。

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グッズショップ

アリーナの中でもう一つ人気だったのはやはりグッズショップ。ホームならではのグッズの量で、性別によって分けられているというよりは、男女兼用のものが多いという印象だ。NBAのグッズよりも国外からの入手は極めて困難なので、ぜひチェックしていただきたい。ちなみにFedEX Forum(グリズリーズの本拠地)と、Landers Centerのグッズショップにはそれぞれ互いのチームグッズが一部販売されている。

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試合観戦

現地2月8日のメンフィス・ハッスル対ノーザンアリゾナ・サンズ戦はメンフィスに在住している日本人を100人ほど招き開催された。試合前には渡邊選手とのトークセッションやフォトセッションが実施され、集まったファンの数に渡邊選手も驚いている様子であった。また同日のハーフタイムショーでは、地域の子供たちが空手を披露するなど、ハッスルやメンフィスの街から渡邊選手が愛されている様子を感じることができた。

今シーズンハッスルは見事プレーオフ進出を果たした。NBAのプレイオフとは異なり、一発勝負のGリーグプレイオフ。現地3月27日に行われたプレイオフ一回戦で、10年ぶりにポイントガードを務めたという渡邊選手。慣れないポジションにつきながらも、レギュラーシーズン一度も勝つことのできなかったストックトン・キングスを相手に、23得点を獲得しチームを勝利へ導いた。出だしが好調であったハッスルだが、続く二回戦でリーグNo.1成績のリオグランデバレー・バイパーズに敗れ、2018-2019シーズンが幕を閉じた。

NBAとGリーグでは給料や待遇など取り巻く環境に大きな差がある。しかし現在のNBA選手のうち40%以上がGリーグでのプレイ経験があるのだ。実際育成リーグという立ち位置のGリーグで成果をあげると、NBAへのコールアップがたびたび起こる。現在渡邊選手はハッスルを牽引する存在であり、日本バスケ界にも大きな影響を与えていることは言うまでもない。2020年東京オリンピックへの出場も決まり、世界で活躍する渡邊選手にはますます期待が高まっている。

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