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バンバはNEXTゴベアになれるのか?!

今年のNBAドラフトで上位指名が予想されるテキサス大のモハメド・バンバは、守備的センターの最高峰と言われるジャズのルディ・ゴベアと比較される注目選手だ

今年のNBAドラフトで上位指名が予想されているモハメド・バンバは、守備的センターの最高峰と言われるルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)級の選手になる可能性を秘めている注目選手だ。

バスケが盛んなニューヨーク州のハーレム出身で、テキサス大で1年プレーした後にNBA入りを表明した身長213cmのバンバは、現地6月9日に、今年のドラフト1巡目全体1位指名権を持フェニックス・サンズで個別ワークアウトを行った。サンズは、ドラフト1位候補のデアンドレ・エイトンとマービン・バグリー3世の個別ワークアウトも既に済ませている。

サンズのライアン・マクドノーGM(ゼネラルマネージャー)は、バンバの印象を以下のように語っている。

「モー(バンバ)は非常に素晴らしいワークアウトを行った。彼のウィングスパン(両腕を広げた時の長さ)とスタンディングリーチ(直立状態から腕を上に上げた時の高さ)は飛び抜けている。彼のリムプロテクト能力(ゴール近辺でシュートを阻止する能力)はNBAでも有数のレベルになるだろうし、リバウンドでも良い数字を残すはずだ。それに、今回のワークアウトで、彼はシュート力の高さも証明した。」

マクドノーGMが『slingshot(パチンコ)』と表現した通り、昔のバンバはまるで頭の後ろからボールを放り投げるような酷いシュートフォームをしていたが、著名なシューティングコーチのドリュー・ハンレン氏の指導を受けたことで、彼のシュートフォームは劇的に改善された。バンバは、その変化について「俺のシュートフォームは以前とは全く別物になった。今はスムーズにボールをリリースすることができるし、シュートが柔らかくリングに吸い込まれるようになった。シュートが決まる時はリングに触れることなくネットを揺らしているし、シュートが外れる時もリングにソフトに当たるようになって、決してエアボールしなくなったんだ」とコメントしている。

7フィート10インチ(約240cm)というバンバのウィングスパンの測定結果は、NBAコンバイン(ドラフト候補生が行う身体測定)史上最長の記録だ。また、370cmを超えるバンバの垂直ジャンプの最高到達点には、マクドノーGMも「クレイジーだ」と舌を巻いた。

現在NBAナンバー1のショットブロッカーと呼ばれるゴベアとバンバとの比較について、マクドノーGMは「2人の20歳の時点での比較ならば、バンバはルディ(ゴベア)より優れているだろう。だが、ゴベアはここ3〜4年で物凄い肉体的進化を遂げている。モーが今後、ルディのような肉体を手に入れられるかどうかは未知数だ。ただ、体のサイズや運動能力の測定結果を見る限り、彼らは非常に似ている。それに、ディフェンス指向でリムプロテクトの意識が高い点も似ている。モーのスピードは申し分ないが、力強さや体力の面では、彼はルディには遠く及んでいない。」と語っている。

当のバンバ自身は、ゴベアと比較されることを喜んでいるようだ。彼は、「ゴベアは試合の流れを根底から覆すことができる選手だ。たとえ彼がブロックショットしなくとも、ゴール下で待ち構える彼の存在を意識して、相手はシュートをミスしてしまうんだ」とゴベアを高く評価するコメントを残している。

また、マクドノーGMは、バンバの頭の良さについて『彼は非常に頭の良い選手だ。私はここ10〜15年の間に沢山のドラフト候補生を見てきたが、彼はその中で最も聡明な選手の1人に数えられるだろう」と語っている。

バンバ本人も、NBAで生き残るには頭の良さが重要になるということを十分に理解しているようだ。

「俺は、他人よりも早く物事を吸収できる能力を持っている。サンズでの個別ワークアウトでも、それを証明できたはずだ。コートの内外を問わず、IQというのは人生にとって本当に重要な要素になる。バスケットボールIQを駆使することで、俺たちのプレーはレベルアップしていくんだ。」

当面の問題は、体重106kgというバンバの体の細さだ。マクドノーGMも、その点を懸念材料として挙げている。

「彼は非常に『長い』選手だが、まだ線が細過ぎるから、もっと筋肉を付けないといけない。特に下半身を強化しないとダメだね。とはいえ、彼は現時点でもブロックショットやリバウンドといったディフェンス面で試合にインパクトを与えられるし、オフェンス面でも相手の頭の上でロブパスをキャッチしてボールをリングに叩き込む力を持っているよ。」

バンバは、他にも数チームでワークアウトをすると言っていたが、どのチームでやるのかは明らかにしなかった。ドラフト1位候補筆頭のエイトンは、サンズでしかワークアウトしないことを明言している。バグリーは、サンズの他にも、今年のドラフト2位指名権を持つサクラメント・キングスと、同じくドラフト3位指名権を持つアトランタ・ホークスとワークアウトする予定だという。

エイトンは「俺が間違いなくドラ1だ」と明言しているし、バグリーも「自分はドラ1に値する選手だ」とコメントしている。

しかし、彼らと違ってバンバのコメントは謙虚だ。

「ドラフト候補生の誰もが『俺こそがドラ1』と思っているはずだ。でも、俺はそんな事を口にしない。俺が何のために全力でワークアウトしているかは言うまでもないからね。俺が言いたいことは簡単さ。俺は全力を尽くして何でもやるけれど、俺が求める物はたった1つしかないってことだ。サンズは、これ以上ないぐらい完璧に俺にフィットするチームだ。」

 

 

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