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今夏FAで「どん底に落ちた」と語るジェレミー・リン

2010年に史上初の台湾系プレーヤーとしてドラフト外でNBA入りを果たし、2度どん底から這い上がった末に、リーグに定着したジェレミー・リンは、波乱万丈なキャリアを歩んできた。しかし、今夏FA(フリーエージェント)となったガードのリンは、リーグでの需要は無く、未だにどのチームとも契約を結んでいない。どうやら彼は再び「どん底」に落ちてしまった様だ。

「Yahoo Sports」によると、台湾で開催されたイベントにて、リンは今夏のFAについて以下の通り語っていたそうだ。

「どん底に落ちたら、後は這い上がるだけという言い伝えがあるけど、僕の場合、底が更に深くなっていく感覚なんだ。今夏のFAは僕にとってすごく辛いよ。何故なら、僕はNBAに見捨てられた様な気がするからね。」

涙ながらに、やり切れない思いを語ったリンは、これまでに2度どん底に落ちていた。1度目は、2011年11月に入団わずか1年強でゴールデンステイト・ウォリアーズに解雇された事だ。その後、ウェーバードラフトでヒューストン・ロケッツに入団したが、直後の同年クリスマスイブに再び解雇された。これが2度目のどん底となる。

同年12月、3つ目のチームとなるニューヨーク・ニックスと契約したリンは、2012年に入ると、またもや解雇寸前となっていた。しかし、ここに来て彼に転機が訪れる事となる。カーメロ・アンソニーら同じポジションのライバルが全員故障し、リンが先発として出場する事となったからだ。

このチャンスをしっかりと掴んだリンは、そこから出場9試合全てで2桁得点を記録し、うち8試合が20得点以上というハイスコアをマークした。バスケットボールのメッカであるニックスのマディソン・スクエア・ガーデンで2度目のどん底から這い上がり、見事に開花したリンは、「リンサニティー」という社会現象とも言えるような熱狂を生み出している。

当時、順調にスターダムを駆け上がっていく様に見えていたリンは今夏、再びどん底に落ちてしまった様だ。これまで2度ピンチを切り抜けてきたリンではあるが、彼が語ったやり切れない思いを考えるとNBA残留は難しいのだろう。

NBAチームから未だに声は掛かっていないが、現在ユーロリーグのCSKAモスクワ(ロシア)が、ガードのポジションにおけるトップターゲットとして、リン獲得に名乗りを挙げていると複数メディアが報じている。

「リンサニティー」と言われ一時はNBAを熱狂させたリンは、今季からユーロリーグでプレーする事になるかも知れない。

スポヲタ:ビタラフ アドル

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