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ビンス・カーターがホークスと正式契約!!

ビンス・カーターがホークスと正式に1年契約を結んだ

キャリア21シーズン目を迎えるビンス・カーターは、今シーズンで引退するとは言っていない。

少なくとも、今の時点では。

カーターは、ベテラン最低保証金額で再建中のアトランタ・ホークスと1年契約を結んだ。ホークスはカーターにとって8チーム目の所属チームだが、もしかするとこのチームが彼の現役最後のチームになるかもしれない。
来年の1月で42歳になる現役最年長選手のカーターは、引退後に放送業界に転身する準備ができていると噂されているのだ。そんなカーターにとって、Turner BroadcastingとNBA TVのお膝元であるアトランタへの移籍は最良の選択だったはずだ。しかし、彼はまだ引退を発表する気は無いという。彼は、ニヤリと笑いながら以下のように話した。

「メディアやファンが意地悪な見方をしているのは知っているよ。『あの老いぼれは自分の年齢の半分しか生きてない若い選手相手にプレーしてるぞ。アイツはもう試合に出るべきじゃない』ってね。でも、まだプレーできると証明することが俺の目標なんだ。そのために、俺は肉体的にも精神的にも鍛錬を積んでいるんだ。」

かつて『ビンサニティー』と呼ばれた強烈なダンカーは今でも自分の中に生きていると、カーターは語っている。確かに、ここ最近の6シーズンで所属した3チーム(ダラス・マーベリックス、メンフィス・グリズリーズ、サクラメント・キングス)ではベンチ要員に甘んじているが、1999年の新人王であり、8度のNBAオールスター出場歴を誇るカーターは、「あぁ、俺は全盛期の頃と同じ人間さ。俺のバスケットボールへの向き合い方はあの当時と変わっていない。練習熱心さやプレー能力は、あの当時と変わっていないんだ。まぁ、ある程度は制限が必要になっているけれどね。君達は気付いていないだろうけど、俺はまだあの当時と同じ人間なんだ」とコメントしている。

彼は、より長い出場時間を求めてホークスと契約したようだ。ホークスは、おそらく今シーズン最も勝率が落ち込むチームになるだろう。彼らは、トーリン・プリンス、ジョン・コリンズ、ドウェイン・デッドモン、ケント・ベイズモア、そしてトレイ・ヤングかジェレミー・リンという先発ラインナップで現地9月25日から始まるトレーニングキャンプを迎えることとなる。

カーターは、先月末にホークスとの1年契約に基本合意して以降、来シーズンからチームの新しいヘッドコーチになるロイド・ピアース氏と頻繁にメールを交換していたそうだ。彼は、ホークスの再建の柱となるプリンス、コリンズ、ヤングら若手3人の指導者として、彼らに模範を示す役割を担うことを既に了承しているという。
昨シーズンも、カーターはキングスで同じような役割をしている。彼は、27勝55敗という成績に終わったチームで、58試合に出場して1試合平均5.4得点2.6リバウンドを記録した。
今シーズンのホークスは、昨シーズンのキングスよりも悪い成績になるだろう。だが、カーターはホークスの長期的プランは確実に身を結ぶと考えているようだ。カーターは、ホークスの未来について以下のようにコメントしている。

「この球団は前向きに再建を図っている。彼らは正しい方向に向かっている。誰もがすぐに結果を求めたがるが、物事はそんなに思い通りには進まない。このチームのポテンシャルは確かだ。俺はこのチームで少ししかプレーしないだろうけれど、チームが正しい方向に進むための道しるべと基盤を作る手助けをするつもりだ。それが、俺がこのチームでやろうとしていることだ。」

カーターは、ホークスでプレーした最年長の選手ではない。トロント・ラプターズ時代の1998年から2001年まで彼と一緒にプレーしたケビン・ウィリスが、42歳の時にホークスでプレーしているのだ。そのシーズンに、ホークスは13勝69敗というNBA史上最低の勝率を記録している。
今シーズンも、その時と同じぐらい悪い成績になるかもしれないが、カーターはそれでも構わないそうだ。数年に渡って、彼は優勝を狙えるチームからの誘いを断り続けてきた。優勝経験が無いカーターだが、彼はチャンピオンリングへのこだわりを持っていないのだ。それに、彼はキャリア通算で1億6000万ドル(約180億円)も稼いできたので、金儲けに走る必要も無い。彼は、チームに関わることを何よりも望んでいるのだ。

「ただベンチの端に座っているだけっていうのは、俺は耐えられないんだ。そんなのは俺本来の姿じゃない。俺は長いこと現役を続けてきたから、自分がどんな人間かよく分かっているんだ。」

カーターは、自分のことを『コーチのメンタリティーを持ったベテラン選手』と表現しているが、その一方で、現役引退後にコーチになろうとは思っていないようだ。

「俺はプレーするのが好きなんだ。俺の体は40代だけど、気持ちはまだ若いままなんだ。」

引退後はテレビ解説者になることを考えているカーターは、その予行演習として、今夏のNBAサマーリーグの放送でゲスト解説者をしている。彼は、引退後はTNTの解説者になるはずだ。

テレビ解説者への転身について、カーターは以下のように語っている。

「1つの事が終わった後に次の事を始める時、俺は不安になるんだ。そして今、俺は1つのキャリアを終えようとしているところだ。俺は、バスケットボールを引退する時に、スムーズに次のキャリアへ以降できるような状態にしておきたいんだ。」

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