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レブロン・ジェームズ「ホワイトハウスに表敬訪問はしない」

ウォリアーズとキャバリアーズのどちらが優勝しても、今年もホワイトハウスへの表敬訪問はしないようだ

ステフィン・カリーとレブロン・ジェームズの気持ちは今年も変わらないようだ。ゴールデンステイト・ウォリアーズとクリーブランド・キャバリアーズのどちらが優勝したとしても、去年と同様に優勝チームがホワイトハウスを表敬訪問することはないだろう。

現地6月4日、今年のスーパーボールを制してNFL(全米アメリカンフットボール・リーグ)のチャンピオンに輝いたフィラデルフィア・イーグルスのホワイトハウスへの表敬訪問が、ドナルド・トランプ米大統領によって急遽キャンセルされた。ホワイトハウスは声明の中で「イーグルスはごく少数の選手しかホワイトハウスに送り込む気がなく、ファンを冒涜した」と、キャンセルの理由を説明した。

この1件を受け、第3戦の前日に行われた両チームの会見は、政治的な話題で持ち切りとなった。両チームのエース、カリーとジェームズはイーグルスの選手達を擁護する立場を示している。

ジェームズは、「俺は全く驚かないよ。それは、トランプ大統領らしいやり方だ。このNBAプレーオフでどちらが勝っても、誰もホワイトハウスには行きたがらないだろう。ウォリアーズもキャバリアーズも、あそこには行かないよ。」とコメントした。

ウォリアーズのカリーは、昨年NBAチャンピオンに輝いた際にホワイトハウスへの表敬訪問を拒否する発言をし、トランプ大統領をイラつかせた。その直後、トランプ大統領はウォリアーズへの招待をキャンセルしている。
カリーは、イーグルスの選手達と連絡を取り、今回の件についてだけでなく、トランプ大統領の方針に異議を唱えることや、一部のNFL選手達が国歌斉唱の時に起立せずに片膝をつく行為についてなど、多くの話題について深く話し合ったという。彼は、この日の会見で「こういった対話は重要だ。でも、他人がやろうとすることをコントロールしたり、他人の意見を操ることはできない」と語った。
また、カリーは、昨年の件について「自分だけでなくチーム全員が同意見だった。そして、それ以降は、他競技の優勝チームも同様の立場をとった」とコメントしている。

人気アスリートとトランプ大統領との間には明らかな緊張関係がある。2016年に警察官が黒人を殺害したことをきっかけに巻き起こった差別撲滅運動の一環で、NFLのサンフランシスコ・49ersに所属するコリン・キャパニック選手が国家斉唱の際に片膝をつく抗議活動を始めた。その後、数名のNFL選手がキャパニック選手の後に続いたが、トランプ大統領は彼らの行動を度々批判している。

トランプ大統領は、イーグルスの表敬訪問を取り下げた件について「彼らのうち数名の選手は、国歌を讃えず、胸に手を当てることも怠り、国を守る軍隊と国民に対する敬意を欠いた」と、そのキャンセル理由を説明した。
だが、昨シーズン、国歌斉唱の際に片膝をつくイーグルスの選手達は1人もいなかった。
イーグルスのマルコム・ジェンキンス選手は、自身のSNSで以下のような声明を出している。

「嘘の理由をでっち上げられ、選手達は『非国民、国旗の冒涜者、反軍隊』というレッテルを貼られた」

今シーズンのWNBA(全米プロ女子バスケットボール)を制覇したミネソタ・リンクスは、ホワイトハウスに招待すらされなかった。今年のNCAA男子バスケットボールの覇者のビラノバ大は、大統領からの招待があったかどうか明らかにしていない。また、先日、韓国で開催された冬季オリンピックに出場したアメリカ代表選手団のほとんどの選手は、ホワイトハウスのレセプションを欠席している。

この数ヶ月の間では、NHL(全米アイスホッケーリーグ)のピッツバーグ・ペンギンズと、MLB(大リーグ)のヒューストン・アストロズは、例年通りホワイトハウスを表敬訪問してトランプ大統領と面会しているが、大学チームの約半数はホワイトハウスへの招待を断っている。

度々トランプ大統領を批判しているウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、今回の件に関しても以下のようにコメントしている。

「大統領は、政治的な利益のために、この国に住む人々全員をバラバラにしようとしている。彼の目的は、それだけだ。いつの日か、純粋に競技の功績を祝ったり、アメリカ国民全員の成功を心の底から祝える日々が再び訪れることを、私は心待ちにしているよ。(トランプ大統領の任期が終わる)3年後に、正常な世の中に戻ったらいいね。」

イーグルスの大多数の選手がホワイトハウスへの表敬訪問を拒否したことが、トランプ大統領の決断を引き起こした最大の要因と見られている。

これについて、ウォリアーズのケビン・デュラントは以下のような考えを述べている。

「君達はトランプ大統領に何を求めているんだ? 彼は、誰かが『ホワイトハウスに行きたくない』と言ったら、その人達の招待を取り下げる。だから、彼が写っている写真は見栄えが悪くないんだ。俺達は、今の所はそれを受け入れないといけない。でも、俺達一人一人が、自分の信念や自分の願望に固執することは良いことだ。だから、俺達は皆んな『どちらのチームが優勝しても、ホワイトハウスには行かない』と言っているんだ。」

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