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サンダーの衝撃的トレード2つを振り返る

ポール・ジョージをロサンゼルス・クリッパーズへ、そしてラッセル・ウェストブルックをヒューストン・ロケッツへ立て続けにトレードしたオクラホマシティー・サンダーは、2人の現オールスタープレーヤーを同時に放出した初めての球団となった。

ジョージがカワイ・レナードとクリッパーズでコンビを組む為、サンダーにトレードを要求した事が引き金となったこの一連のトレードは、果たしてサンダーにどういった影響を与えたのだろうか。

一見すると、スーパースターを同時に2人失ってしまった事で、大きな痛手を負ってしまったチームと取れる。しかし、実際はサム・プレスティ球団社長やサンダーのフロントオフィスにとって、ジョージのトレード要求は願ってもない事であったと報じられている。

なぜなら、ウェストブルックとジョージを有していても一向にリーグ優勝を果たせていないサンダーは、根本的なロスター再建を図っていると思われていたからだ。

昨シーズンまでのサンダーのロスターは、既に限界を迎えていたと言っても過言ではないだろう。過去数シーズンはプレーオフ進出を果たしており、決して弱いチームでは無かったが、プレーオフで勝ち上がる事は無かった。また、ウェストブルックの4年1億7100万ドル(約185億円)の契約やその他高額なサポーティングキャストのサラリーを考慮すると、彼らの周りを固めるアップグレードは金銭的に厳しかった事だろう。

だからといって、これまでキャリア11年全てをサンダーに捧げ、忠誠心を見せており、またオクラホマシティーの顔としてファンから愛されていたウェストブルックを安易に放出する事は出来なかったはずだ。

それらを踏まえると、このタイミングでジョージがトレードを要求した事はサンダーにとってみれば、一石二鳥になったのではないだろうか。サンダーは、レナード獲得に必死なクリーパーズのアドバンテージを取り、ジョージと引き換えに大量のアセットを獲得。さらに、これがウェストブルックを放出する良い口実となり、ロケッツとのトレードが成立した。

結果的に、好条件で2人のスーパースターをトレードしたサンダーは、追加で8つの将来のドラフト1巡目指名権と4つの1巡目指名権の交換権を獲得。ロスターを一掃し、大規模なチーム再建説が報じられていたサンダーは、このタイミングでトレードを成立させた事により、放出したアセットの相場以上のリターンを手にしたと言われている。

所有する豊富なドラフト指名権で、サンダーが今後どのようにチームを再建していくか注目だ。

スポヲタ:ビタラフ アドル

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