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ピアースが伝統あるセルティックスのレジェンドの仲間入り!

ポール・ピアースの背番号34番の永久欠番セレモニーが、セルティックスの本拠地であるTDガーデンで催された

現役時代、ポール・ピアースはTDガーデンのコートに立つ度、自分の背番号が天井から吊るされることをいつも夢見ていた。

『The Truth』(ピアースのニックネーム)は、もうその日を夢見る必要が無くなった。

ボストン・セルティックスは、現地2月11日の対クリーブランド・キャバリアーズ戦終了後、ピアースの背番号34番を永久欠番にするセレモニーを催した。これにより、彼はセルティックスの球団史上23人目の永久欠番選手となった。

セルティックスが17回目の優勝を飾った2008年のNBAファイナルでファイナルMVPを受賞したピアースは、永久欠番という形で19年の輝かしいキャリアに華を添えた。

セルティックス対キャバリアーズの試合後、緑の格子柄のブレザーを身にまとったピアースは、新たに『Paul Pierce Player's Tunnel』と名付けられた入退場口(トンネル)から姿を現した。チームは、壁にピアースのサインをあしらったこのトンネルについて「今後、選手達はこのトンネルを通る度に『セルティックになる』ということがどういう意味を持つのか知ることができるだろう」と説明した。

セレモニーでピアースのジャージが掲げられると、会場は「Thank You, Paul Pierce! (ありがとうポール・ピアース!)」の大合唱で包まれた。

ピアースはこの時の気持ちについて、後にこう語った。

「今日は本当に特別な日だ。たとえNBAの殿堂入りを果たせなかったとしても、自分の背番号がセルティックスの永久欠番として掲げられるなれば、私はそれだけで十分満足だ。永遠にセルティックスでいられるならば、私自身も永遠になるんだ。」

40歳のピアースは昨シーズンを最後に引退した。彼は、スリーポイント・シュート成功数(1,823本)、フリースロー成功数(6,434本)、スティール数(1,583)の3部門でセルティックスの球団史上トップの数字を残した。

彼は、ジョン・ハブリチェックに次いでセルティックスの球団史上2位の総得点を記録し(24,021得点)、チームに在籍した期間もハブリチェックの16シーズンに次いで2番目に長い15シーズンだった。

現役のセルティックスの選手達はもちろん、ロバート・パリッシュ、セドリック・マクスウェル、トム・”サッチ”・サンダースらチームのレジェンド達もコート上からセレモニーの様子を見守った。

ピアースは、彼の母ロライン・ホーシーと、彼の兄弟のジャマール・ホーシーとスティーブ・ホーシー達が自分を支えてくれたと話した。

「あの家が全ての始まりだった。自分が産まれた場所から全てが始まったんだ。」

そして、彼は妻のジュリーと3人の子供を見つけると、目に涙を浮かべた。

チームがトリビュート映像を流している間、ピアースは2008年の優勝トロフィーの隣に座っていた。

ピアースはこの日、背番号が永久欠番になった他、ロレックスの時計、背番号34番が加えられたバナーのレプリカ(額入り)、セルティックスの寄木フロアを1パーツ、そして彼の背番号があしらわれたガラス細工などを受け取った。

このセレモニーの前日、セルティックスはピアースのためにプライベート・ディナーを企画した。ディナーにはパリッシュが出席した他、ピアースの元チームメイトのアントワン・ウォーカー、ウォルター・マッカーティー、ブライアン・スカラブリニ、レオン・ポウらが顔を揃えた。

ピアースはスピーチで、キャリアを通してセルティックスに全てを捧げられたのは自分にとって名誉なことであり、セルティックになることは『運命だった』と語った。

この日の試合中、セルティックスはピアースのバスケットボール人生を振り返るハイライト映像を数回に分けて上映した。その映像は、彼のイングルウッド高校時代から始まり、彼の友人、家族、元チームメイトらのインタビューなどによって構成された。

また、サプライズとして、NBAレジェンドのマジック・ジョンソンとコービー・ブライアントからのメッセージも上映された。ブライアントがメッセージの中で「セルティックスのレジェンド全員が君のことを誇りに思うだろう」と語った部分で、ピアースは笑みを浮かべた。

ピアースは、彼の家族とセルティックスの共同オーナーと一緒にコートサイドの席についた。その近くには、2008年優勝メンバーのケビン・ガーネットとラジョン・ロンド、そして当時のヘッドコーチのドク・リバースの姿もあった。

リバースは、この日の観衆に向けたスピーチで、当時はよくピアースと一緒に自分の背番号が永久欠番になる日について語り合ったことを明かした。リバースは、2008年に優勝したことで、ピアースの評価が一気にセルティックスのレジェンドクラスにまで上昇したと語った。

「優勝により全てが確実なものになると私は思う。優勝すれば、その人はチームの主要人物になれる。まさにポールが良い例だ。もし彼が優勝していなかったら、今夜のようなセレモニーは無かっただろう。だが、彼は優勝した。だからこそ、今日という日が凄く特別になったのだ。」

ピアースの息子のプリンスが、34番がデザインされたキャップを2008年の優勝トロフィーの上に置いた時、ピアースのスピーチは最も感動的な瞬間を迎えた。

「これで私は、高校、大学、プロの全てで永久欠番となった。しかし、自分のNBAジャージが伝統あるボストン・セルティックスの永久欠番になるのは、他のどの栄誉にも勝ることだ。」

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