現地4月30日に行われたヒューストン・ロケッツとゴールデンステイト・ウォリアーズとのプレイオフ・カンファレンス・セミファイナル第2戦の第1Q(クォーター)、ロケッツのジェームズ・ハーデンが顔面を負傷してロッカールームに下がる一幕があった。 ハーデンは、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンに左目を突かれてコートに倒れ込んだ。彼は、コートに座り込んだ状態でチームのメディカル・スタッフによる診断を受けた後、タオルで顔を覆ったままロッカールームに下がった。彼は、このクォーターの間に試合に戻ることはできなかった。 TNTのリポーターを務めるアリー・ラフォースによるクォーター間のインタビューで、ロケッツのマイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)は「ハーデンがこの試合に復帰できるかどうかは不明だが、彼が目から血を流していたことは確かだ」とコメントしていた。 ハーデンは、第2Q残り9分38秒で取られたタイムアウト中にベンチに戻り、同クォーターの残り7分9秒の場面で試合に復帰した。リポーターのラフォースによると、ハーデンはグリーンに両目を叩かれた際に左目のまぶたを切ったとのことだった。 この試合で、ハーデンは29得点、7リバウンドを記録したが、チームは109-115でウォリアーズに敗れた。試合後も、ハーデンの目は赤いままだった。 ハーデンは試合後に「痛いし、視界も悪くなっている。でも、俺は試合に出てチームメイトを出来るだけ助けようと努力した。今はまだ視界がボヤけている。日を追うごとに回復することを願っているよ。全く見えない訳ではないが、今はかろうじて見えている状態だ」とコメントしている。 ハーデンの目は、光に対して非常に敏感な状態になっているようだ。ESPNのティム・マクマホン記者によると、ハーデンは第2戦の試合中から試合後のプレス・カンファレンスの間まで、ずっと目を細めた状態だったそうだ。 試合後、ウォリアーズのグリーンは「誤ってハーデンの目を叩いてしまった」と釈明した。彼は試合後にハーデンの怪我の状況を確認し、プレス・カンファレンスで以下のようにコメントした。 「試合中に誰かを傷付けようとする人間はいない。皆んな忘れがちだが、誰だって怪我をする可能性があるんだ。俺たちは、いつだって怪我と隣り合わせなんだ。それは、この試合に限った話ではない。もし彼が目を怪我したなら、彼はその怪我を抱えたまま日々を過ごさないといけない。とにかく、彼の怪我の状態が気がかりだ」