現地4月15日に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズとのプレイオフ・ファーストラウンド第2戦で、ロサンゼルス・クリッパーズが最大31点差をひっくり返して大逆転勝利した。 第3Q(クォーター)中盤でウォリアーズに31点リードされたクリッパーズは、パトリック・ビバリー、ルー・ウィリアムズ、モントレズ・ハレルらの粘り強いプレーで徐々に点差を縮め、ルーキーのランドリー・シャメットが試合時間残り16.5秒に決めた逆転3ポイントシュートで2点のリードを奪った。ウォリアーズはステフィン・カリーのシュートで同点を狙ったがクリッパーズの固いディフェンスに阻止され、リバウンドを掴んだハレルがきっちり2本のフリースローを決めて135-131でクリッパーズが勝利した。 31点差からの逆転は、NBAのプレイオフ史上最大得点差からの逆転劇だ。それまでの記録は、1989年のウェスタン・カンファレンス・セミファイナルでロサンゼルス・レイカーズがシアトル・スーパーソニックスから逆転勝利を奪った時の29点差だ。 今シーズンのレギュラーシーズン中にも28点差と25点差から逆転勝利しているクリッパーズのルー・ウィリアムズは「これは、俺たちがシーズンを通してやってきたことだ」とコメントした。 一方、ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は「我々は、こうなって当然のプレーをした」と反省の弁を述べた。 この試合で29得点を決めたウォリアーズのステフィン・カリーは「辛い結果だ。俺たちはこの経験を糧にして、第3戦に向けてどのようにしてチームを勢い付けるか話し合っているところだ。だが、今はプレイオフだから全てのハードルが高くなる。どれだけ細かい部分にまで集中できるかが、チャンピオンとそうじゃないチームを分けるんだ」とコメントしている。