レイカーズがルオル・デンを解雇!!

ロサンゼルス・レイカーズがフォワードのルオル・デンを解雇したと発表した。デンは2年前のフリーエージェントでレイカーズと4年7200万ドル(約80億円)という巨額契約を結んでいた。 レイカーズは今回の解雇の全容は明らかにしていないが、この解雇によってデンの巨額契約が3シーズン分に分散されるということだけは発表している。 レイカーズのロブ・ペリンカGM(ゼネラルマネージャー)は、「今回のデンの解雇により、我々は将来的にサラリーに余裕を持つことができ、より柔軟に球団の戦力を整えることができるだろう」と語っている。 現在33歳のデンと巨額契約を結んだのは、当時レイカーズの運営を取り仕切っていたジム・バス氏とミッチ・カプチャック前GMだ。彼ら2人は、2016年オフのフリーエージェントでデンと契約を結んだ他、センターのティモフェイ・モズコフとも4年6400万ドル(約70億円)という巨額契約を結んでいる。 バスとカプチャックは、彼らと契約した7ヶ月後に退任することになり、その代わりにマジック・ジョンソン氏が球団運営を預かることになった。レイカーズは、モズコフの重い契約を処理するため、昨夏にディアンジェロ・ラッセルをブルックリン・ネッツにトレードすることを余儀なくされた。 デンはレイカーズに移籍した初年度こそ56試合に出場したが、ジョンソン球団社長とペリンカGMが球団運営を始めた昨シーズンは僅か1試合にしか出場できなかった。 NBAキャリア14年を誇るデンは、昨シーズンのレイカーズで一番の高給取りだったが、既にチームの一員ではなかった。彼は開幕戦に出場しただけで、2試合目からはローテーションから外れ、長期に渡ってチームを離れることもあった。 2度のNBAオールスター出場歴を持つデンは、自分のプレースタイルがルーク・ウォルトンHC(ヘッドコーチ)がやろうとしている早いテンポの戦略に合わないと自覚していたらしく、レイカーズに怪我人が続出した状況下でも、試合に出場することを頑なに拒んでいたようだ。彼はチームにバイアウトもしくはトレードを要求していたが、レイカーズはトレード相手を見つけることができず、かといって昨シーズン中に彼を解雇した場合はチームのサラリーにかなりの負担が残るため、彼の要求をどちらも叶えることができなかった。 今オフにデンを解雇して彼の残りサラリーを分割することで、来オフのレイカーズのサラリーの余裕は概算で約1200万ドル(約14億円)ほど増加する。これにより、彼らはレブロン・ジェームズのパートナーとなるもう1人のスーパースターとMAX契約を結ぶことが可能になる。 デンの次なる契約先はすぐにでも見つかるはずだ。しかし、NBA各チームがトレーニングキャンプを開始する約3週間後まで、じっくりと次の所属チーム探しをするだろう。

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