「今シーズンの新人王は誰になる?」という質問に対し、昨シーズンの新人王を受賞したフィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)のベン・シモンズは「ルカ(ドンチッチ)だ」と即答した。 その2日後の現地4月3日、シクサーズと対戦したアトランタ・ホークスのトレイ・ヤングが「新人王は俺だ」と言わんばかりの活躍を見せ、チームを勝利に導いた。この試合で、ヤングはシモンズの目の前で33得点、7リバウンド、12アシストという素晴らしいパフォーマンスを披露した。 シモンズの新人王に関するコメントを事前に知っていたというヤングは、試合後のインタビューで「きっと今は、シモンズの考えも変わっているんじゃないかな」とコメントした。 現在29勝50敗のホークスはもちろんプレーオフには進出できないが、シクサーズは49勝29敗でプレーオフ進出を決めている。今シーズン、ホークスは開幕から7勝23敗と苦戦したが、それ以降は5割近い勝率(22勝27敗)を記録している。2018年のNBAドラフト1巡目全体5位のヤングと、2017年のNBAドラフト1巡目19位のジョン・コリンズという2人の若い才能を持つホークスは、今年のドラフトで10位以内の指名権を2つ持っているため、来シーズンに向けて更なる戦力アップが見込まれる。 シクサーズとホークスがイースタン・カンファレンスのライバルチームになる日も、そう遠くはないかもしれない。